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持家数がかなり低いスイス(30%前後)。アパートに住んでる人がかなりの割合を占めるスイスです。

アパートには冷蔵庫、電気調理器またはガスコンロ、場合によっては食器洗い機がついています。高級アパートの場合は、自室に洗濯機が付いている場合もありますが、大抵の場合は共同利用ということで地下に設置されています。こう書くとなかなか便利なように聞えますが、洗濯機の共同利用というのは不便です。

アパートの管理人さんが1年間の洗濯機使用のローテーションを組んでくれます。最近は、1週間に1回の割合で自分の洗濯日がやってくるアパートが増えていますが、それでも中には2週間に1回というところもいまだにあります。

忙しくて洗濯する時間がなかったと言っても、自分の割当日に洗濯しなかったら、次の洗濯日まで待つことになります。そのあたりも考慮すると、1週間に1回のローテーションなら翌週まで待つので、下着は少なくとも2週間分ないと困ります。もし2週間に1回のローテーションなら下着、4週間分の準備が必要となります。

一例ですが、前の人から地下にある洗濯ルームの鍵を午後に受取り、翌日の8時には次の人に鍵を渡さなければなりません。仕事をしている人にとっては、かなりハードスケジュールです。洗濯日のために仕事を早めに終えて帰ってこないと午後10時までに洗濯を終えることができないかもしれません。洗濯は洗うだけではなく当然、乾燥も必要ですから。洗濯ルームの使用は午後10時で終わりです。

洗濯ルームには乾燥機、または乾燥室が隣接しています。時々、自分の洗濯日なのに、まだ乾燥室に衣類を吊るしっぱなしにしている人がいたりします。また、鍵を時間通りに渡してくれない人などがいたりと、トラブルが絶えない洗濯日。

スイスでアパートを探すときには、洗濯日の確認は要チェックです。

waschen2▲服が吊るしてある部屋が乾燥室

waschen3JPG▲ドアに貼ってある紙が、住人の洗濯日と時間割当て
です。ローテーションの紙には、洗濯室で音楽をガンガン聴くな。使った後はきれいに掃除すること。また、夜10時以降、朝の7時前、そして日曜、祭日は洗濯するなと、注意が書いてあります。