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世界で有名な日本人といえば……? そう、2009年のニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれたイラストレーターの清水裕子さんである。

・ニューヨークを拠点に活躍するイラストレーター
現在、彼女はニューヨークで暮らし、ニューヨークにオフィスを持ち、ニューヨークで働く超売れっ子のイラストレーターだ。彼女のデザインは非常に独創的で、アメコミ風のデザインにアジア人女性が登場し敵を倒す

これは「アジアン・スーパーガールズ」と呼ばれ、「アジア人女性はモノを言わない」といった世界的なイメージを打ち破る意図が隠されている。……と、そんな清水さんだが、今回筆者(私)は、彼女のオフィスに行くことができた!

・さすがマンハッタン! オフィスは超オシャレ
まずオフィスに入った瞬間感じたことは、めちゃくちゃオシャレであるということ! 白と赤を基調としたデザインで天井も高く、窓も大きい。さすがマンハッタンのど真ん中にあるオフィスである。清水さんの愛犬のチワワも最初は吠えていたものの徐々に懐いてきたし、かっわいいー! そして清水さんもとても感じの良い方で、濡れた傘をわざわざ開いて乾かしてくれる。この日は雨でテンションが低かったが、テンションも上がってきたぞ! ということで、早速、清水さんに色々質問してみた。

【質問1】ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた時はどうだったのでしょうか?
清水さん:実は取材をされた時、どんな内容で掲載されるか知らされてなかったのですよ。で、フタを開けたら「世界が尊敬する日本人100人」に自分がのっている。とてもビックリしましたよ。自分がこんな特集に掲載されている!って(笑)。でも、日本にいる母親はとても喜んでくれたので良かったと思います。

【質問2】現在、ニューヨークという舞台で大活躍されていますが、最初からうまくいっていたのでしょうか?
清水さん: 1999年にニューヨークへ来ましたが、最初はアートを学ぶため大学に行きました。そして、学びながらクライアントなどに自分の作品を売り込んでいったんですね。多分その時の地道な行いが今に繋がっているんだと思います。ですので、「ネットなどでバーッと火が付いた!」ということではないんです。

【質問3】日本から仕事の発注はくるのでしょうか?
清水さん:あまりないのですが、実は最近、米米CLUBさんとお仕事をさせて頂きました。なんでも、Pouchというサイトで私の記事を掲載頂いたのですが、その記事がきっかけで問い合わせを頂いたようです。本当に嬉しい限りです。

【質問4】日本人に言いたいことはありますか?
清水さん:日本は男性がとても過ごしやすい社会だと思っています。反対に女性は過ごしづらい。ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた人の多くも女性ですが、これも必然性のあることでしょう。ですので、日本人の女性はドンドン世界に行っていいと思います!

・彼女の「おもてなしの精神」が大きな武器に
いかがだっただろうか? 清水さんはとても礼儀正しい方で最後まで丁寧に質問に答えてくれた。お茶もなくなれば、さりげなく入れてくれて、自然と気配りをしてくれる。話もオモシロイし、とても魅力溢れる人……それが清水裕子さんだったのだ。彼女のこのような人柄も世界で戦う上で大きな武器となっているに違いない。

参考リンク:Yuko Shimizu(英語)
Report:Yoshio
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