こんにちは。二郎に週5で通うようになってから、全くモテなくなってしまった30代女性です。

最近は自分の日常生活でのギルティ(罪)を浄化してくれる場所は、『二郎』以外に無いのだなと思うようになってきました。既に私にとって二郎は聖域(サンクチュアリ)です。そこで今回は、この素晴らしさを皆さんに広めたいと思います。

二郎バージンの皆さんは、「二郎ってルールとかいっぱいあって怖い店なんでしょ?」と思われる方が多数だと思います。しかし、簡単な「コール」と「ロット」さえ分かっていれば何も怖くありません。それでは、入店からごちそうさままでの一連の流れをお教えしましょう。
 
1.並ぶ
ほとんどの二郎は人気店です。ほぼ確実に店の前に行列ができていますが、ここでくじけるのはギルティです。二郎に並ぶということは、イスラム教徒がメッカに巡礼するかの如き聖なる儀式。神秘のゾーンに入る前のみそぎだと思い、感謝しながら並びましょう。

しかしここで注意して欲しいのが、ダークサイドに堕ちたジロリアンたちです。彼らは二郎用語を乱用し、紳士的なジロリアンたちを混乱させて堕落させ、二郎バージンたちに暴虐の限りを尽くす通称「二郎の暗黒卿」と呼ばれる集団。以下のような声が聞こえても、絶対に耳を傾けてはいけません。
 
男A「黒美狩隊長!今日はどう攻めるナリか!?」
男B「もちろん野菜マシマシニンニクカラメアブラでおじゃるよ夜魔陀二等兵。そんなオヌシはどうなんだぃ?」
男A「今日は調子が悪いので野菜少な目でござる……。」
男B「いかん! いかんぞよ! 夜魔陀二等兵! ジロリアンたるもの、聖域(サンクチュアリ)に踏み入る時に体調不良など、言語道断でおじゃる! おしおきじゃ~~~! てぇい! 混沌暗黒執刀術(カオティック・ブラック・オペ)!!!」
男A「ぐええぇーー!悪霊退散悪霊退散!!」
 
2.食券を買い、着席する
二郎には「小」と「大」の2サイズがありますが、普通の人には小で十分なボリュームです。初めての人は小を注文しましょう。お残しはギルティなので、絶対にしてはいけません。

もう一つ注意したいのが「ロット」。例えば4人前の麺を一度に茹でる店舗では、3人が小を頼み最後の1人が大を頼むと「ロット乱し」となり、麺を捨てることになったり後に並んでいる人に影響が出ますので、なるべくロット乱しにならないよう注意しましょう。ですが「小」を頼んでおけば問題ありません。

ここでも二郎の暗黒卿たちの以下のような声が聞こえる場合がありますが、絶対に耳を傾けてはいけません。
 
男A「黒美狩隊長!後ろの奴ロット乱しにしてやりましょうぜ!ブヒッ!」
男B「まぁまぁ夜魔陀二等兵。二郎初心者をダークサイドに迎え入れるには、まずジロリアンとしての一歩を踏み出させねばなるまい。最初からロット乱しにして逃げられては、後のカーニバルでおじゃるよ。」
男A「失敬失敬!さすが一時はロット・マスター評議会の長として君臨したお方!素晴らしい考え!二郎原理主義者たちに三田本店を追い出された屈辱を晴らせる日も近いでゲスな!」
男B「オウフwwww ここに二郎原理主義者がいたら粛清されるだろうが~~~!! 天罰じゃ! 永久業火滅殺剣!!(インフィニティ・ヘルフレイム・マーダーブレイド)」
男A「ギブ!ギブでござるよ!お許しお許しお許しくだされぇぇぇ~~~い!!」
(後半に続く)