今年も余すところ2週間。毎日寒さが募り、ところによっては初雪の報せも届いている。こう寒いと、温かいものが食べたくなるというもの。そこでおすすめしたいのがワンタン麺だ。麺と点心が一度に楽しめてしまう素敵な料理だ。もしもそのワンタンを可愛らしい女性が包んでくれていたとしたら、体だけでなく心も温まるに違いない。
都内でチェーン店を展開している「広州市場」では、心身ともにポッカポカになるワンタン麺を提供している。寒い日は寒かった分だけ、温まることができるのだ。
五反田に本店を持つ同チェーンは、少しずつではあるが確実にお店を増やしている。中目黒、大塚、新宿西口のほか、2011年11月に新たに新宿東口店がオープンした。お店の売りはなんと言ってもワンタン麺だ。
ワンタンは作り置きせず、オーダーが入ってから1つひとつを包んでいる。出来立てのおいしさを提供したいというこだわりから、わざわざ手間をかけて提供しているだ。そして、スープは塩清湯(しおちんたん)と濃厚鶏白湯(とりぱいたん)の2種類があり、それぞれ8~10時間かけて仕上げている。
記者(私)は、今年一番の冷え込みを記録した日に、昼時にたまたまお店の前を通りかかったのだが、看板の写真があまりにも温かそうで、思わず足を止めた。そして、店先で可愛らしい女性が1つずつ丹念にワンタンを包む姿に心を打たれ、店内へと入ったのである。
いくぶん入店の動機は不純だったかもしれないが、入ってみて大正解だった。トロトロフワフワのワンタンは、おなかを満たしてくれただけでなく、冷え切った体を温めてくれたのだ。時間をかけてじっくりと煮込んだ塩清湯スープもさることながら、スタッフが教えてくれるワンタンの食べ方もなかなかユニークかつおいしいのである。
お店が提案してくれるのは、「自家製食べるラー油 + お酢」に浸して食べるというもの。特に珍しい食べ方ではないかもしれないのだが、シンプルにして最高の食べ方なのだ。作りたてのワンタンがスープの旨みを吸収し、ほど良い辛さのラー油がその旨みを引き立てている。肉汁を閉じ込めたワンタンの「甘さ」と、「旨み」、「辛味」が渾然一体となって口のなかに押し寄せてくるのである。
ちなみにお店のスタッフは、みんな可愛いのでそちらもお見逃しなく。セットメニューも充実しているので、男性には十分に満足して頂けるはずだ。女性はワンタン麺でおなか一杯になる可能性があるので、セットご飯は様子を見た方が良いだろう。寒い日はワンタン麺という選択肢もおおいにアリではないだろうか。
■ 店舗情報 広州市場 新宿東口店
住所: 東京都新宿区新宿3-17-13
電話: 03-6380-0570
営業時間: 11:00-24:00
定休日: なし
写真:Rocketnews24
▼ オーダーからひとつずつ包むワンタン
▼ スタッフが教えてくれる食べ方は「自家製ラー油 + お酢」
▼ とても可愛らしい女の子が包んでくれているぞ
▼ 店頭の写真が本当に温かそう