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ポテトは冷たい、油はない、Wi-Fiも使えない。小さなレストランで起きたこと【カンバ通信:第529回】

14時間前

ジャンボ〜! ケニアのナイロビでタクシー運転手をしている、ケニア人(カンバ族)のチャオスだよ。


今回もポテトを食べようと思い、あるレストランへ行ってきた。


店の名前は「Tamu Pop and Pick」。


この店は、とても小さなレストランである。

店内に入れるお客さんは、せいぜい4人くらいだろうか。


そんな小さなお店に入ってみたのだが、スタッフは特に歓迎してくれる様子もなく、


「何が欲しいの?」


と聞いてきた。


そこで僕は、


「ポテトを食べたいんだ」


と伝えた。


すると、スタッフから意外な答えが返ってきた。

「ポテトはあるけど、冷たいよ」


なんと。


どうやら、すでに作ってあるポテトが冷めてしまっているらしい。


スタッフは続けて、


「冷たいまま食べる? それとも温めるまで待つ?」


と聞いてきた。


もちろん、僕は温かいポテトが食べたい。


「温かいポテトがいいな」


そう答えると、スタッフは少し困ったように、こんなことを言った。


「それなら、もう少し待ってもらわないといけないんだ」


なぜだろう?


理由を聞いてみると、なんとポテトを揚げるための油がなくなってしまったというのである。


つまり、これから新しい油を買いに行かなければならないらしい。


なるほど。


ポテトはある。でも冷たい。


温めるには油が必要。でも油がない。


なかなか大変な状況である。


それでも僕は、


「大丈夫。待つよ」


と伝えた。



さて、ポテトが出来上がるまで時間がある。


そこで僕は、スタッフにもうひとつお願いしてみた。


「この店のWi-Fiを使いたいんだけど、パスワードを教えてもらえる?」


すると、またしても意外な答えが返ってきた。


「初めて来たお客さんには、Wi-Fiのパスワードを教えていないんだ」


なんと。


この店には、そんなルールがあるのか。


初めてのお客さんにはパスワードを教えないということは、何度か通えば教えてもらえるのだろうか。


そのあたりはよくわからなかったが、僕は、


「わかったよ」


と答え、おとなしくポテトを待つことにした。

そして、ようやくポテトが運ばれてきた。


するとスタッフは、食べ方についてもアドバイスしてくれた。


「トマトソースとチリソースを混ぜて食べると、もっと食欲が出るよ」


なるほど。


トマトソースとチリソースを混ぜるのが、この店のおすすめなのか。


それでは、さっそく食べてみよう。

……うーん。これは、ちょっと……。


ポテトに塩がたくさんかかっているのである。


僕には、かなり塩辛く感じられた。


残念ながら、このポテトは僕の好みではなかった。


値段は100ケニアシリング(約120円)。


それにしても、今回はいろいろなことがあった。


冷たいポテトを温めてもらおうとしたら、油がなくなっていた。


待っている間にWi-Fiを使おうとしたら、初めてのお客さんにはパスワードを教えないと言われた。


そして、ようやく食べたポテトは塩辛かった。


なかなか思いどおりにいかないランチだったけれど、こういうお店もあるのだなと思ったよ。


次は、もう少し塩の少ないポテトを食べたいな。


それでは、また次回。


クワヘリ!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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