
8月10日は何の日か、皆さんご存知だろうか? ハチ(8)とトウ(10)でハット、そう「帽子の日」なのである。それにちなんで、今年もお伝えしよう。菅笠の魅力について。
実は2023年から私(佐藤)は毎年、この時季に菅笠(三度笠)の魅力を繰り返しお伝えしている。なぜかというと、日除けとして本当に優れているからだ。
東日本では暑さが比較的落ち着いているとはいえ、まだ夏であることに違いはない。ぜひとも菅笠で厳しい日差しをしのいでほしいのである。
・毎年語ってます
私が「笠」の魅力に気づいたのは、X(旧Twitter)の投稿を見てからだ。お寺の住職さんが日除けに笠が良いと勧められているのを見て、購入に踏み切ったのである。
以来、夏の定番として私は愛用している。ちなみに初代の三度笠は、当サイトが所有する古民家の備品になってしまったため、現在使用しているものは2代目である。
なお、今の菅笠は厳密には「網代笠」という。網代(あじろ)とは編み方のことを指し、菅笠とは材料が異なっている。網代笠は竹やヒノキなどの薄いヒゴ(細い短冊状のもの)を使うのに対して、菅笠は「スゲ」と呼ばれる植物を使用する。
網代笠の方が丈夫で崩れにくい一方、菅笠は軽くて雨にも強いのが持ち味。本稿では一般に浸透しているという理由から、「菅笠」と呼ばせていただく。
・何といっても五徳
さて、菅笠の最大の特徴はなんといっても「五徳」にある。これは笠を頭にのせるための台だ。これがあるおかげで、「菅笠は帽子よりも快適だ」と断言できる。
頭に手ぬぐいを巻いて、笠を被る。直に被っても良いが、五徳が頭に食い込んで痛いし、五徳の跡がついてしまうので何か布を巻いた方がいいだろう。風情があるという理由から、私は手ぬぐいを使うよう心がけている。
五徳があることのメリットは、通気性が良いこと。隙間があるので、風が通って涼しい。一般的な帽子は種類を問わず、密閉しているので頭に熱がこもりやすいが、菅笠は構造上、そうならないのである。
おまけに現在私はモジャモジャパーマ。パーマは隙間だらけなので、直毛の時よりも数段涼しい! モジャモジャと菅笠の相性はバツグンだ!
菅笠の魅力はわかったけど、持ち運ぶのに困りそう……、と思ったそこのあなた! 心配ナッシング! リュックに結わえてしまえば、邪魔にならない。人目が気になるという人も、心配無用之助! きっと「あら、旅の人ね」と思われる程度である。
ご覧ください、たとえ東京のファッションの中心地、渋谷にいても違和感なし。
ハチ公前のスクランブル交差点に立っても自然だ。何なら、外国人の視線を集めるきっかけにすらなる。
ハチ公との記念撮影も、とても自然でなおかつ画になる。
プリクラを撮っても、ちょっとオシャレにすら感じるのは気のせいではないはず。
そんなわけで、ここ数日東日本は涼しくて、正直菅笠の出番はないところだが、油断は禁物。今後いつ猛暑日が戻ってくるかわからない。暑さへの備えは怠らず。
西日本の皆さんは暑い日が続きます。Amazonでも買えるので、菅笠・三度笠・網代笠の購入をご検討ください。少雨なら雨傘の代わりとしても行けるよ!
参考リンク:Amazon
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24