
夏の絶景スポットとして、以前「円原川の伏流水」を紹介したが、今回紹介したいのはまた違った美しさを持つ場所だ。
岐阜県には、まるでクロード・モネの名画「睡蓮」のような景色が見られると人気の「モネの池」がある。透明度の高い水の中を色鮮やかな錦鯉が泳ぐ姿がSNSで話題となり、今では県を代表する観光スポットの一つになっている。
そんな岐阜で今、SNSを中心に「第二のモネの池」とじわじわ話題になっている場所があるという。
・のどかな風景の先に
第二のモネの池があるのは、岐阜県各務原市。
Googleマップで検索するときは「羽島用水」と入力すればOK。以前紹介した、各務原航空宇宙館から車で20分ほどの場所だ。
現地へ向かうと、のどかな風景が広がる。大々的な看板などはないため、このビニールハウスを目印にするとわかりやすいかも。
私が訪れたのは午前9時頃。さてさて、一体どんな景色が見えるのかと思いながら、目を向けると……
きれい~! たしかにこれは、「第二のモネの池」と呼ばれているのも納得だ。本家のように睡蓮は咲いていないものの、こちらは池ではなく用水路。
そのため、水がゆるやかに流れる様子もまた美しい。
底の小石まではっきり見えるほど透明度が高い水の中を、金色や白、黒などさまざまな錦鯉がゆったりと泳いでいる。太陽の光が差し込むと、水面が宝石のようにキラキラと輝いているじゃないか。
掲示されていた説明によると、この場所では春になると水質維持のために牡蠣の貝殻を投入し、水の浄化にも取り組んでいるそうだ。地域の皆様に感謝の光景である。
日差しや鯉の動きによって景色は刻々と変わるため、同じ場所でも何度訪れても違う写真が撮れるのもおもしろい。
この日は偶然、黒い鯉が直線状に並んで泳ぐ瞬間を撮影できた。まるで誰かが演出したような一枚になり、大満足である。
・母のおしゃべりが止まらない
ここは、まだそれほど知られていない穴場なので、人は多くない。
とはいえ、SNSで見て訪れた県外の人や、散歩している地元の人が時折立ち寄っていた。そして人が来るたび始まる、母のおしゃべりタイム。
「どこから来たの?」「きれいですよね~」と気付けば次々と話しかけていて、途中から景色より母のおしゃべりが気になってしまった……。
・犬山観光と合わせるのもおすすめ
人気観光地・犬山からは車で約30分。近くには、木曽川や犬山城を一望できる「名勝木曽川展望台」や「伊木の森」といった展望スポットもあり、ドライブの立ち寄り先にもぴったりだ。
まだ知る人ぞ知る穴場だからこそ、静かな時間の中で景色を独り占めできるのも魅力の一つ。
岐阜や犬山方面へ出かける予定があるなら、ぜひ少し寄り道して、この “第二のモネの池” を眺めてみてほしい。きっと、写真だけでは伝わらない透明感に驚くはずだ。
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
▼魚釣りは禁止されている
▼びよーんとなっている藻?もあった
▼金色に輝く鯉がうつくしい
▼ちょっとした休憩用ベンチもある
▼第二のモネと言われるのも納得
▼「名勝木曽川展望台」や「伊木の森」も合わせておすすめ