
先日訪れたスリランカで、私はただただビリヤニを食っていた。理由は「ビリヤニがうまいから」でもあるし、「ビリヤニくらいしか食うものがないから」でもあった。日本では空前のビリヤニブームと伝え聞くが、ビリヤニ好きなら絶対スリランカへ行くべき。
そんなスリランカで意外だったのは、日本料理店や日系外食チェーンが全然見当たらないこと。そして私が唯一見つけた日系チェーンが、なんと『ビアードパパ』だったことである。
海外進出をキメまくっている「すき家」やら「丸亀製麺」でも網羅できていないスリランカ市場への挑戦は、英断以外の何モノでもない。敬意を表してさっそくビアードパパを訪れたところ……記事としては100点の展開が待っていたのでありのままをお伝えするぞ。
・ビアードパパの小屋
ここはスリランカ第2の都市・キャンディ。
……の中心部にある、キャンディで一番大きなショッピングモール「キャンディ・シティ・センター」。
雰囲気は “地方の古びたイオン” といったところなのだが、のどかすぎるキャンディの街において、このシティ感はいやがおうにもテンション上がる。
そんなキャンディ・シティ・センターに隣接する「ふれあい広場」的ポジの空間に……
ビアードパパは、ある。
・シュークリーム、く〜ださい!
メニュー表をみたところ、看板商品は「Chewy Cream Puff」であるもよう。Cream Puffが「シュークリーム」で、そこにChewyがつくと「もっちりシュークリーム」的なニュアンスになるようだ。
またアイスクリームやアイスコーヒーもあるらしい。南国っぽくて良いなぁ。
こんな表情のビアードパパは見たことがないような、私が知らないだけなのかもしれない。それじゃあシュークリーム全種類1個ずつ、く〜ださい!
店の人「ないよ〜」
・理由を教えてくれ、真剣に
あれから数カ月たった今でも信じられないのだが、キャンディのビアードパパで販売されているのはアイスクリーム。ただそれだけなのであった。
ここが「ビアードパパ・アイスクリームスタンド」とかなら分かる。しかしメニューには「シュークリーム」の文字が、確かに燦然と記されているのだ。これ一体いかなるワケなのか?
「売り切れたのか」「明日来れば買えるのか」など、捻り出せる限りの英語で理由を尋ねるも、店員のお兄さんは困った顔をして「オンリーアイスクリームなんだよネ」と答えるのみ。そうか……理由は分からないけれど、ないものは仕方がないか。
ってか、考えてみりゃビアードパパのアイスクリームってめちゃくちゃレアじゃね……!? ようやく気づいた私は、大好きなチョコレートアイス(200ルピー / 約97円)を注文した。そもそも私はシュークリームよりアイスクリームのほうが断然好きだ。これをラッキーと言わずして何といおう。
んーーーーー!!!!!!!!!!! 死ぬほどうまい!!!!!!! 外国のアイスは甘すぎと感じる場合も少なくないが、これは日本人の舌によく合う。
食べられるカップはカリッカリで、ワッフルコーン好きなら昇天間違いなしの逸品。正直、3個食べました。
結論:ビアードパパのアイス、最高
・ちなみに……
ちなみにその後、スリランカの首都・コロンボでもビアードパパを見つけた。
こちらはシュークリームが充実しており、通常のシュークリームはもちろん、キャンディで必死こいた「Chewy Cream Puff」も陳列されている。
だがしかし、私に今さらシュークリームを食べるつもりは毛頭なかった。なぜならすでに取れ高が十分だからだ。「スリランカのビアードパパへ行ったらアイスクリームしかなかった」……おもしろ系ネットニュースのネタとして、これほど有難い展開が他にあろうか?
ビアードパパのシュークリームは日本でも食べられる。だがスリランカのビアードパパにはアイスクリームがある。スリランカへお越しの際は是非(ビリヤニもね)!
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
▼映えぇ〜