
いよいよ夏本番までもうすぐとなり、冷やし中華が美味しい時期になってきた。今年はわりと早い段階から始めるところが多く、中には「魁力屋」や「豚山」など背徳系の変わり種もある印象だ。
もちろんオーソドックスなチェーンもアレコレ試行錯誤して出しているのだが、ココスがちょっと違う角度から攻めていたのでお伝えしたい。どんな冷やし中華を出しているのかというと……
・高級路線の冷やし中華
「ローストビーフと赤海老の冷やし中華」。──と、名前からなんとなく察しがつくように高級路線なのである。お値段、ズバリ……
1419円なり! 今年、いろんな冷やし中華を食べているが最高額。安いところに比べたら倍以上あるからビビるしかない。しかも、それをファミレスのココスがやるのだから実に攻めている。
・攻めの姿勢
物価高とはいえ1食1419円ってランチ界でも結構出している方に入るし、これはどんなもんか確かめてみるしかあるまい。
ってことで、さっそくココスへやってきた。こちらが実物の……
冷やし中華である。めっちゃデカい皿だなと思ったのはさておき、もう見るからに豪華。キュウリ、錦糸玉子といった王道具材に加えて……
プリプリの赤海老。さらには……
中央にローストビーフが鎮座しているのだから、思わず「おぉ」と声が漏れてしまった。もはやどこから手をつけたらいいのやら分からない。
写真を撮って眺めることしばし。皿を回転して細部まで見ていたら、ふとあることに気づいた。そう……
オクラやトマトといった好き嫌いが分かれそうな具材まで入れているのだ。
ローストビーフや赤海老で豪華さを演出するだけではなく、あえてこうした具材を組み合わせてくるあたりにも「攻め」を感じる。
これは自信があるからこその組み合わせなのだろう……なんて思っていたのだが、結論からいえばココスの選択は正解であった。
オクラはクセない上に食べやすく、「冷やし中華にオクラをチョイスしてるのって渋い」と思ってしまうアクセントになっていて……
トマトは細かく切られてて、酸味をほとんど感じないのだ。素材のよさなのか、そのあたりまで分からないが全体的に上品な食感に包まれている印象を受けた。
もちろん、ローストビーフはメニュー名に入ってるだけあって仕上がり万全。甘めのタレがついてて柔らかく、冷やし中華でローストビーフを味わうというだけでも贅沢な気分になる。
具に気をとられすぎたが、麺は細麺で食べやすく量もしっかり。冷やし中華自体のタレも酸味はそれほどで、これなら幅広い人に受けそうだ。これは素直に美味しい冷やし中華である。
・攻めの辛子
なお、冷やし中華は別添えの辛子で味変することもできる。どこかシャレオツな色で、こりゃ優しそうだな〜
なんて思っていたら、実際は結構なハードパンチャー。ドバッといくとむせるレベルで、まさかの別添えまで攻めていた。
とはいえ、「でもそれがいい」となる塩梅でついついつけたくなるから匠。なんだか、最後の最後までココスの底力を見たような気がしたのだった。
この値段だから失敗は許されないなか、ちゃんとハードルを超えていたココスの冷やし中華。攻めつつも値段に見合うだけの満足感はしっかりあったので、贅沢したい気分の人は食べてみてはどうだろう。
参考リンク:ココス
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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