
2026年6月26日、映画『スーパーガール』が公開される。本作は昨年公開された「スーパーマン」に続くDCユニバースの第2弾で、スーパーマンのいとこ「カーラ」を主役に据えた作品だ。
この記事では、同作をマスコミ試写会で鑑賞してきた記者が『スーパーガール』の感想を率直にお伝えしていきたい。一言だけお伝えするならば「DCユニバースはかなり丁寧に再構築されている」ということだ。
・新生DCユニバース
まずはざっくりと『スーパーガール』の位置付けについて説明しておきたい。冒頭でもお伝えした通り本作は昨年幕を開けた「DCユニバース」の2つ目の作品で、今後もスーパーガールは同ユニバースの中心キャラクターとして活躍する見込みだ。
DCは2013年から2023年まで足かけ10年にわたり「DCエクステンデッド・ユニバース」を展開してきた。現在はそれらを捨て「新たな世界観 “DCユニバース” を築き上げ始めたフェーズ」と申し上げていいだろう。
・ジェームズ・ガン
その中心にいるのはキャラクターならスーパーマン。そして製作サイドの「ジェームズ・ガン」である。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で名声を得たジェームズ・ガンは紆余曲折を経て、DCスタジオの共同会長兼CEOに就任した。
DCユニバースの未来はジェームズ・ガンにかかっていると目されているが、本作でも彼は「製作」に名を連ねている。なお、本作の監督は「クルエラ」の「クレイグ・ギレスピー」だ。
・あらすじ
「故郷クリプトン星を失った壮絶な過去をもつカーラ・ゾー=エル(スーパーガール)は、唯一の心の拠り所である愛犬クリプトと自由気ままに暮らしていた。
そんなとき、突如現れた謎の敵・クレムの攻撃によってクリプトが毒に侵されてしまう。解毒剤を求めるカーラは、同じくクレムに家族を奪われた少女・ルーシーらとともに、クレムの行方を追う。
残された時間はわずか3日間。果たしてカーラはクリプトを救えるのだろうか?」
・カーラを深掘り
ざっくり言うとストーリー的には「復讐劇」であり、典型的な西部劇とも申し上げていいだろう。ミステリーやサスペンス的な要素は皆無であり、それこそ「スーパーマン」を観ていなくても楽しめるハズだ。
スーパーマンと同等の能力を持つカーラだが、その性格はまるで違う。映画では「なぜそのような性格になるに至ったのか?」が丁寧に表現されていた。カーラの人間像を深掘りする手法は「クルエラ」に通じるものがある。
なぜカーラは自由気ままな生活を選んでいるのか? なぜカーラはスーパーマンと共に戦わないのか? なぜカーラはあのダサいスーツ(失礼)を着る気になったのか? 本作がDCユニバースのデビューとなる「カーラの取扱説明書」的な作品であった。
・めっちゃ期待されてそう
ここまで丁寧に深掘りされたということは、今後もカーラがDCユニバースの中心キャラクターの1人として活躍すると見るのが自然だろう。映画を観終えて「DCはだいぶスーパーガールを推したいんだな」とも感じた次第だ。
加えて復讐を目論む少女・ルーシーや、宇宙最凶の賞金稼ぎ・ロボなどカーラ以外にも魅力的なキャラクターが複数登場する。何の予備知識が無くてもサラッと『スーパーガール』を楽しむことができるだろう。
来年2027年公開予定の「スーパーマン: マン・オブ・トゥモロー(原題)」にも、きっとカーラは絡んでくるハズ。映画『スーパーガール』は2026年6月26日公開だ。
参考リンク:映画『スーパーガール』
執筆:P.K.サンジュン
Photo:© & TM DC © 2026 WBEI
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