今年5月に価格改定を実施したケンタッキーフライドチキンが本日2026年6月17日、毎年恒例の『創業記念パック』を発売した。価格は昨年から変わらず税込990円だ。

値上げ直後にもかかわらず据え置きとは、なかなか頑張ったな。そう思いながら昨年の記事を見返していたところ、ある変化に気が付いた。

今年の『創業記念パック』は何が変わったのか。実際に購入して昨年版と比べてみたい。

・昨年との違い

まず結論から言うと、今年の『創業記念パック』は中身が変わっている。2025年版は……。


・オリジナルチキン3ピース
・カーネルクリスピー1ピース
・ポテト(S)



という構成で、通常購入価格は1510円。つまり520円お得だった。一方、2026年版はこちら。


・オリジナルチキン3ピース
・カーネルクリスピー1ピース



お気づきだろうか。そう、昨年入っていたポテト(S)がまるっと姿を消しているのである。

その結果、通常価格との差額も変化。今年の創業記念パックは通常購入価格1280円のところ990円。お得額は290円だ。

昨年の520円引きと比べると、かなりコンパクトな数字になっている。


・価格据え置きの背景

ただ、これを単純に「お得感が減った」と片付けてしまうのは早計ではなかろうか。というのも、先述した通りケンタッキーは今年5月に価格改定を実施しているからだ。

例えばオリジナルチキンは、1ピース310円から330円に値上げされた。つまり今年の内容は、値上げ後も990円を維持するための調整だったと考えられる。



・実物はこちら

実際に店舗で購入してきた。パッケージを開けると、おなじみのオリチキ3ピースと、カーネルクリスピー1ピース。


ポテトがない分、全体のボリュームは昨年より控えめだが、オリジナルチキン原理主義者の私(あひるねこ)からすると、オリチキ3ピースを維持したのは英断である。

カーネルクリスピーも含めたチキン4ピースの満足感の前では、ポテトの不在もそこまで気にならない。十分に990円の価値を満たしているのではなかろうか。


昨年と同じ内容(ポテト入り)を維持して、1100~1200円前後の価格設定にするか。それともサイドメニューをひとつ削って、990円という価格のハードルの低さを死守するか。

ケンタッキーは今回、後者の道を選んだわけだが、ポテトの有無によって企業の価格戦略の一端が見えてくるのは興味深い。


現在の物価環境における、これが『創業記念パック』の落としどころなのかもしれない。



・7月7日まで販売予定

とはいえ、昨年版を知っている人の中には「ポテトが欲しかった」と思う人もいるはずである。

今年の『創業記念パック』を見て十分と感じるか、それとも去年の方が良かったと感じるか。ぜひ実際に確かめてみてほしい。

参考リンク:ケンタッキーフライドチキン
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼こちらは新商品の『辛旨ジンガー』(税込290円)。唐辛子で味付けしたスティックタイプの骨なしもも肉だ。

▼値段の割にミニサイズだが、テイクアウトでもサクサク食感が消えず、そしてしっかり辛い。何個でも食べられそうな軽さがいい。