
2026年5月29日から6月1日まで、ポケモンGO最大の祭典『ポケモンGOフェスト2026:東京』(以下、GOフェス東京)が開催された。街中プレイは5月25日から始まっていたので、足掛け8日間の超ロングリアルイベントである。
ポケモンGOの10周年、そして舞台は首都・東京。この記事ではGOフェス東京に全力で参加してきた記者がその感想を余すことなく、そして正直にお伝えしたい。
・チケット販売で表示エラー
まずGOフェス東京は「チケット販売開始直後の不具合」について触れなくてはなるまい。多くのトレーナーが待ち受けていたチケット発売開始直後、対象時間の表示エラーで混乱を招いたことは率直に残念だった。
それは残念どころかお粗末すぎて、なんなら「10年間でも最大級のバグ」だったのではないだろうか?
つまり、GOフェス東京は出だしから盛大にケチがついた状態でスタートしたわけだが、イベント自体は様々な楽しみ方ができるよう工夫されていたように感じた。
・野生が楽しい
GOフェス東京の1つ前に開催されたリアルイベント「ポケモンGOツアー」は不評の声も多かったが、GOフェス東京ではそこを改善したのかもしれない。GOツアーでは散々だった野生のポケモンが、GOフェスではかなり楽しくなっていた。
地域限定ポケモンの「キュワワー」を筆頭に、レア度が高い「バリヤード(ガラルのすがた)」や「ロトム」など、タップしたくなるポケモンがズラリ。アンノーンの全種類出現にテンションが上がったトレーナーも少なくないだろう。
特にGOツアーの野生湧きと比較すると「やはりポケモンGOは歩いてポケモンを捕まえるのが基本」と感じずにはいられない。野生湧きするポケモンに関しては満足度が高かったのではないだろうか?
・聖地劇変
ただし、野生にほぼ見向きもせず「ひたすらレイド三昧だった」というトレーナーも少なくないハズ。そう、レイドでゲットできる可能性がある「色違い背景」に比重を置いていたトレーナーが多くいたからだ。
背景の登場以来、ポケモンGOの遊び方は確実に変わった。それは人の流れを見れば明らかで、かつて聖地と呼ばれた「上野アキバ」や「新宿」には、過去ほど多くのトレーナーが集結していなかった(土日はそれなりに多かった)。
その代わりに海外勢も含め、大聖地化していたのが池袋である。東京でレイドの数をこなせる池袋には、レイドが始まる早朝5時から毎日のように多くのトレーナーが押し寄せていた。
当初は池袋のネットワーク環境を心配する声も多かったが、結果的には「意外と耐えていた」というのが率直な感想。もちろんキャリアやタイミングによるが、もしかしたらナイアンティックの施策が功を奏したのかもしれない。
私自身はそこまでレイドを追わなかったが、それでも期間中は5日間で300枚ほどのパスを消費した。今やリアルイベントが「レイドありき」「色違い背景ありき」になっていることは間違いないだろう。
とはいえGOツアーと違い、レイドに飽きたら野生に逃げられる設計になっていたので「選択肢が増えた」とも言える。今後のリアルイベントも「レイドのみ」だけはご勘弁いただきたいところだ。
・会場のネットワーク最高
さて、会場となったお台場エリアはさすがに造り込まれており、個人的に4時間はあっという間。すでに街中である程度プレイしていたため野生はほぼ追わず、純粋にリサーチを楽しめた。
ネットワークが繋がりにくいと感じた瞬間は1秒も無く、会場のあちこちに配置された基地局がそれを物語っていた。ネットワークに関しては「過去最高レベルの安定感」と申し上げていいのではないだろうか?
一方で、近隣の商業施設に配慮してか、会場内のBGMがささやくほど小さかった。それもあって、過去のリアルイベントと比較するとやや単調に時間が過ぎた感は否めない。
ただし、これは記者にとって東京が地元開催だったこともあるのだろう。遠征に伴うテンションの高さが今回はほぼ無く、会場も「まあお台場」だったことも内なる盛り上がりに欠けた理由なのかもしれない。
・ズルズル
ここから話がややズレる。会場でお会いしたナイアンティック社の人は「とにかく盛り上げたいんです」と話していた。ただ、正直に言うとGOフェス東京に関して記者は素直に「応援したいな」と思えなかった部分もある。
理由はズバリ、初動のチケット販売の不具合もとい、その後のズルズル感。どこかのタイミングで配信でもいいし記者会見でも良かったので、不具合について正式に一区切りつけて欲しかった。
その上で「ぜひGOフェス東京を応援してください!」となれば別だが「なあなあなままでイベントが始まってしまった」というのが記者の素直な印象である。まあ、ゲームは楽しいからいいんだけどさ。
・テクノロジーよりも
今さらであるが、オンラインの話ではなく世界中から東京を目指すトレーナーが大勢いるポケモンGOはとんでもないゲームである。海外に行ってまでプレイしたいゲームなんてそうそうない。
あたり前になっているが、24時間体制 & リアルタイムでGPSと連動するテクノロジーはすさまじく、ローンチ当初より機能は格段に増えている。冷静に考えてポケモンGOが位置ゲーの最先端を突っ走っていることは間違いないだろう。
それだけに、不具合が起きたら後の対応が重要になってくる。よりブラッシュアップされたポケモンGOには、技術よりもトレーナーに寄り添う力が必要なのかもしれない。
・10周年を迎えたポケモンGO
やや抽象的になってしまったが、個人的にGOフェス東京は十分に楽しめた。そもそもポケモンGOは「どこにラインを引くか?」「どこで満足するか?」の線引きが重要なゲームである。それさえ確立されていれば、楽しめたトレーナーが多かったのではないだろうか?
10周年を迎えたポケモンGOは「永遠のゲーム」になるべく、さらに加速していくことだろう。この10年間、大成功もあったし大失敗もあった。文句は言ってもトレーナーがポケモンGOの味方であることをナイアンティック社には忘れないで欲しい。
参考リンク:ポケモンGO公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:©2026 Niantic, Inc. ©2026 Pokémon. ©2026 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
ScreenShot:『ポケモンGO』 (iOS)
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相棒のハート推定3500個GOフェス東京に後悔なし。お疲れ様でした。 pic.twitter.com/8qMKGhIuaI
— ポケモンGO部@ロケットニュース24 (@rocketnews24go) May 31, 2026