
2026年5月現在、いま最も話題のラーメン店はおそらく『かにを』であろう。闘う料理人ことインフルエンサーの「こめお」さんが浅草にオープンした新進気鋭のラーメン店である。
支持者が多い一方でアンチも多い こめおさんだけに『かにを』の評価も真っ二つに分かれているが、実際のところはどうなのか? 純粋にラーメンの味を確かめることにした。
・何かと話題
BreakingDownに複数回出場し、現在は飲食店のオーナーを務めるこめおさん。そのこめおさんが浅草に『かにを』をオープンしたのは、2026年5月4日のことである。
こめおさんのキャラクター、1人前2000円の価格設定、中国産のカニ使用などが話題を集めた結果『かにを』のGoogleレビューはヒドいことに。一時は評価が☆2程度まで落ち込んでいた。
店に足を運んでいないアンチによる低評価に加え、同じく店に足を運んでいない支持者の高評価など『かにを』の評価はまさにカオスといった状況。こんなラーメン店はなかなか無い。
また、こめおさんと縁のある有名インフルエンサーたちが概ね高評価を与えているあたりも個人的には引っ掛かった。知人や友人にネガティブなことを言いづらいのは人間の性(さが)かもれいない。
その点こめおさんとの接点がなく、良くも悪くも思っていない私なら純粋に『かにを』をジャッジできるハズ。いつも通り “是々非々” の精神で『かにを』へと足を運んだ。
・行列必至
さて、到着したのはオープン20分ほど前の土曜日。すでに10人ほどの行列が出来ており、オープン時にはざっと30名ほどが並んでいた。入店したのは並び始めてから45分が経過してからである。
注文したのは「THE CLAAAAAB」で辛さはオススメの5辛。価格は2000円で、2階席に着席してからほどなくしてラーメンが運ばれてきた。
・実食
さっそくスープを飲んでみると……なるほど。一部では「薄い」という声もあるようだが、確かにガツンとインパクト系のスープではない。どちらかといえば甲殻類の旨味がほどよい優しい味わいのスープだ。
麺は中太麺でこれといったマイナス点は感じず。逆に感動することもなかったが、至って真っ当な中太麺といっていいだろう。
またソフトシェルクラブの唐揚げは「ソフトシェルクラブの唐揚げ」といった感じ。香ばしさとカニ味噌の濃厚さが印象的で、ラーメン店としてはエッジの効いた具なのではないだろうか?
・是々非々
総じて『かにを』のラーメンは一部で言われているような「美味しくない」「まずい」といった印象を少なくとも私は持たなかった。特にスープは最後まで飲み干したくなる計算された優しさだ。
ただし、私が2000円を出してまた食べに来るかと言われたら話は別。オリジナリティ溢れる一杯であることは確かだが「これはすごい、また来ちゃうわ」レベルの感動には至らなかった。
個人的には「アンチを黙らせるほど完成度の高いラーメン」とは感じず、厳しく言えば「アンチが付け入る隙はあるかな」といったところ。もちろん最終的には個人の好みによるが「圧巻」とは思わなかった。
むしろ『かにを』は味よりも、卓上の見慣れぬ調味料の説明が無い点などを改善する方が先決かもしれない。オープンして間もないものの、オペレーション面で改善する点は複数あるだろう(店員さんの人当たりは良かった)。
ざっと以上が『かにを』に足を運んで感じた率直な感想である。是々非々であるゆえ厳しいことも書いたが、新しい価値観を創造しようとしている心意気は純粋に応援している。かにをのみなさん、頑張ってください。
・今回訪問した店舗の情報
店名 かにを
住所 東京都台東区浅草2-22-8
時間 11:30~21:30
定休日 不定休
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.