
以前、「ステーキはイオンの牛肉パッケージに書いてある通りに焼くのが一番失敗しない」という記事を書いた。あの焼き方は本当に優秀で、以来私(あひるねこ)は、肉を焼く時は必ずイオン式を実践している。
ならば、いかにも難易度が高そうなローストビーフも、イオンのパッケージ通りに作れば完璧な仕上がりになるのではないか?
そこで人生初のローストビーフ作りに挑んだのだが……。出来上がったのは、中までしっかり火が通った肉の塊であった。
・人生初のローストビーフ作り
私はステーキが好きでよく記事を書いているが、実は同じくらいローストビーフも好きである。
しかし、やはり市販のローストビーフは高い。そして、かなり薄くカットされている。自分で作ればもっと安く、好みの厚さでカットできるのだが、いかんせん調理が難しそうなのだ。
ネットでレシピを調べてみても、作り手によって方法はまさに千差万別。普段ほとんど料理をしない私にとって、ローストビーフは非常にハードルの高い存在であった。
そんなある日、イオンの精肉コーナーにて、ローストビーフの作り方が書かれたオーストラリア産の牛肉を発見。
最高のステーキレシピを教えてくれたイオンが言うなら……ということで一念発起し、生まれて初めてのローストビーフを作ることにしたわけである。
・調理スタート
購入したのは『タスマニアビーフももローストビーフ用かたまり』という商品。100g458円のものを360g購入した。2割引だったので価格は税込1423円だ。
それではさっそく調理を始めたい。まず肉を常温で約1時間おき、ブレンドスパイスを全体にまぶして20~30分なじませる。
ここで言うブレンドスパイスとは、数年前に紹介したトップバリュの万能調味料『醤油が香るブレンドスパイス』のことである。
詳しくは記事をご覧いただきたいが、このスパイスもステーキには必須。ぜひチェックしてみてほしい。
・緊張の焼き作業
スパイスがしっかりなじんだところで、いよいよ火入れの工程へ。フライパンに油を引き、中火で肉の表面を片面15~20秒ずつ焼いていく。
表面に焼き色がついたら……。
フタをして弱火で5~6分焼き、裏返してさらに5~6分焼く。
「赤みが残らないようにしたい場合は、加熱時間を1~2分増やす」と書いてあるが、むしろ赤みが残ってほしいので、自己責任で気持ち短めにした。これが仕上がりにどう影響するのか?
時間になったら火を止め、フタをしたまま置いて余熱で火を通す。パッケージによれば、余熱時間の目安は肉の重さによって以下のように変わるらしい。
300g:20~25分
500g:30~35分
800g:40~50分
今回用意した肉は360g。本来の余熱時間は22~23分といったところだろうが、あくまで基本の最短時間20分で攻めていく。
イオン曰く、大事なのはフタを開けないこと。正直なところ不安で仕方がないが、20分しっかり放置した。
ようやく肉を取り出すと、見た目は申し分なし。私の記念すべき初ローストビーフの完成である。
・いざ入刀
さあ、いよいよ運命の瞬間だ。美しいピンク色の断面を拝ませていただこうではないか。緊張しながら包丁を入れた……次の瞬間。
おや?
まあ、ピンクといえばピンクなのだが……なんだろう。ローストビーフらしいレア感が皆無のような気がする。こんなものなのか?
私好みに厚めにカット。その結果、予感は確信へと変わった。認めたくない。認めたくはないが、これは私が欲したローストビーフではない。
ただの「よく焼き肉」だ。
ウェルダンとは言わないまでも、中までしっかりきっちりと火が通ってしまっている。ステーキだとしても焼きすぎだ。おかしい、イオンの教えを忠実に実行したつもりだったのに……。
ソースによって、かろうじてローストビーフらしい味わいを保ってはいるものの、どうやら私は完全に失敗してしまったらしい。ローストビーフ作りって、思っていた以上に繊細でシビアな世界なんだな。
いや、しかし。最初に失敗してよかった。いきなり成功したのではつまらない。むしろこれからが本番である。
というわけで、近いうちに必ず別の方法でリベンジを果たそうと思う。次は湯煎か? それとも炊飯器か? 私の栄光のローストビーフロードは、まだ始まったばかりだ。
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼リベンジを誓いつつ赤ワインでいただいた。酒が入ってしまえば、どうということはない。