
マクドナルドの期間限定セットも990円する時代。1000円前後で食べ放題というコスパの良さで、話題を集めるのがガチ中華料理店のランチビュッフェだ。そんなガチ中華ランチをレポートする連載が『ガチ中華ランチ紀行』である。
池袋中華街では乱立するランチビュッフェをひと通り巡ってみた私(中澤)。そんな中、ランチビュッフェをやってなかったのでスルーしたガチ中華店があったんだけど、なんと上野にある同店ではランチビュッフェが行われているらしい。そこで潜入してみたぞ。
・四季香上野店
その店の名前は『四季香』。ガチで中国人を集めるガチ中華料理店って文化圏が違うから、チェーン店かどうか分かりづらいんだけど、『四季香』はどうやら池袋、上野以外に新大久保にもあって、『羊貴族』という系列店もある様子。上野店の入口の看板に記載されていた。
大通りからビルの地下への階段を降りると、一気に中国濃度が濃くなる四季香上野店。階段を降りきったフロアの壁の貼り紙に、定食を注文の人にビュッフェがついてくることが記載されていた。日本語訳があるだけでありがたい雰囲気である。
・スタイル
フロアは広くゆったりしていて、お客さんも相席で詰め込まれている感じではない。ちょっと待ってみたけど案内される気配は微塵も感じられないので「空いてるところに勝手に座れ」スタイルなのだと仮定しよう。
勝手に座ってみたところ、店員さんが奥からやって来て水を置いて去っていく。どうやら正解だったっぽい。まるで『HUNTER×HUNTER』のハンター試験のような接客にゾクゾクした。
・定食
それはともかく、タッチパネルを見ると、こちらも日本語表示はできる様子。定食は10種類あって全て税込1280円。訪れたのは金曜日だけど、曜日のタブに土日はないので、土日は定食をやってないようだ。
私が注文したのは「揚げ豚肉とナス炒め定食」。中華で豚とナスの炒め物がハズレることはまあありえない。運ばれてきた料理はピーマンと人参も入っていて彩りも良い。
食べてみると、サクッと揚げられた豚肉が醤油のコクを感じるあんと絡んでご飯が進む味。人参とピーマンにカリッとした食感が残っていて、トロトロしたナスとのコントラストも鮮やかだ。鉄板のメニューとはいえ、実にウマイ。
・豪快
味への信頼が増したところでビュッフェコーナーに行ってみた。机を2つ繋げて作られているビュッフェコーナー。メニューは9種類とバリエーション自体は「おまけビュッフェ」なポジションだが……
肉が全くおまけじゃない。
ぶっとい骨を裁断した骨付き肉はデカすぎて、試すまでもなくお箸では持てなさそう。どうやって食べるのか分からないレベルだ。
とは言え、お箸が無理なら手づかみしかないだろう。そんなわけで骨と骨を持って引っ張ってみたところ、一枚っぽかった骨同士が外れて骨周りの肉が食べやすい感じになった。豪快である。
・大陸の風
ビュッフェの他メニューは麻婆豆腐、干し豆腐、ホルモンと野菜の酢の物和えたサラダ、蒸しパン、おかゆ、杏仁豆腐、中華スープというラインナップで、8種類ながらそのメンツの本場感が凄い。食べ終わる頃に思いついたように生鮮サラダが追加されたところまで含めて、大陸の風が吹いている。
まあ、時には風に身を任せるのも悪くない。パスポートのいらない海外と言われる上野。先日池袋にオープンした『小河帮川菜』もあって、ガチ中華の雰囲気は池袋中華街に近い。ちょっとした非日常を味わいたい人は行ってみてくれ。
・今回紹介した店舗の情報
店名 四季香 上野店
住所 東京都台東区上野4-8-6 プラザUビル B1F
営業時間 11:00~24:00 / ランチ平日11:00~15:00
定休日 無休
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼12時30分頃に生鮮サラダが追加された
▼麻婆豆腐はまろやかめ
▼干し豆腐も辛そうに見えて、甘みと酸味があって食べやすい味だった
▼大陸の風を感じた
▼池袋の『四季香』
▼やはりランチサービスが違う