
コンビニやスーパーで市販されているカップラーメン同士を混ぜ合わせたら、1番おいしくなるのはどんな組み合わせのどんなアレンジだろう?
──それを人間ではなくAIに聞いてみようというのが本連載「最強カップ麺の組み合わせをAIに聞く」だ。第2回で私(耕平)が質問を投げかけたのは、OpenAIの「ChatGPT」。
提案されたのはセブンイレブンの「蒙古タンメン中本」と「シーフードヌードル」の組み合わせ。辛旨味噌とクリーミーな魚介スープが出会ったら一体どうなるのか? さらにChatGPTは5種のアレンジまで提案してきたので、全部試して食べ比べてみたぞ!
・ChatGPTが導き出した黄金コンビ
生成AIの中では、おそらく最もメジャーであろう「ChatGPT」。果たして、どんな提案をしてくれるのか?
まずは「コンビニやスーパーで市販されている、史上最強の「カップラーメンxカップラーメン」の組み合わせを教えてください。具体的な商品名で提案してください」とプロンプトを投げてみた。
するとChatGPTが返してきた回答がこちら。3種類提案してきた中で、「蒙古タンメン中本×シーフードヌードル」は辛さとクリーミーさで中毒性があるとのこと。
おすすめ度も星5つで、初心者にも最強バランスだという。
さらに深掘りして「この組み合わせの最高の食べ方を教えて」と聞くと、ChatGPTは以下の5つのアレンジを提案してきた。
1.チーズ爆乗せドロ系(チーズ+黒コショウでカルボナーラ風に進化)
2.追い牛乳クリーミー化(お湯の1/3を牛乳に置き換えてコク増し)
3.バター背徳MAX(バター5〜10gを最後に投入)
4.卵黄ドロ濃厚(卵黄を中央に落としてまろやかコク増し)
5.追いニンニク&ごま油(パンチ強化で中毒性MAX)
さらに「脂(チーズ・バター)」+「乳(牛乳・卵)」を全部足すと「濃厚の完成形」になるという究極のアレンジまで提案してきた。なるほど、ChatGPTもなかなか攻めている。
なお、「ご飯タイプ(〆)」という提案もあったが、これはさすがにトッピングではないと判断したため、除外した。
というわけで、セブンイレブンで蒙古タンメン中本とシーフードヌードルを購入し、ChatGPTが提案した5つ+αの食べ方を全部試してみることにした。
・いざ調理開始
さっそくセブンイレブンへ。蒙古タンメン中本はセブンイレブンのオリジナル商品なので、シーフードヌードルもセブンイレブンのものに統一した。
ここで1つ工夫がある。蒙古タンメン中本は122gとボリュームがあるため、普通サイズのシーフードヌードル(75g)だと量の比率が悪くなる。そこで今回はシーフードヌードルのBIGサイズを選んだ次第だ。
それぞれにお湯を注いで、シーフードヌードルは3分、蒙古タンメン中本は5分待つ。その後、大きな皿に移し替えて混ぜ合わせるだけだ。
まずはシーフードヌードルから皿にドバっと投入。
続いて、蒙古タンメン中本もぶち込む。
仕上げに辛味オイルも投入して、全力で混ぜる。
で、完成したのがこちら。
中本の赤いスープとシーフードの白いスープが混ざり合い、なんとも食欲をそそる色合いに。これを小分けにして、いろんなアレンジで食べていくぞ!
・ChatGPT考案アレンジ5種+αを全部食べてみた
まずは、何もトッピングせずにそのまま食べてみる。
果たして、ChatGPT考案の組み合わせはいかに……
おっ! これは美味いかも。
一口すすると……中本の辛さがかなりマイルドになっている。シーフードヌードルのクリーミーなスープが辛味をうまく包み込んでいて、これはこれで全然アリ。「中本の辛さは好きだけど、ちょっと辛すぎて……」という人にはすごくおすすめかもしれない。
次にChatGPT提案のアレンジメニューを順に試してみる。まずは「チーズ爆乗せドロ系」だ。チーズを乗せて電子レンジで溶かし、仕上げに黒コショウをふりかける。見た目はかなりうまそう。
見た目は、かなり美味そうだ。口に運んでみると……
食べてみると、確かに説明にあったようにカルボナーラっぽい風味がある。ものすごくまろやかになっていて、辛さがかなり消えている。これは美味い!
ただ、電子レンジを使う必要があるため麺の食感が少し損なわれるのと、かなり熱いのが難点だ。でも風味の変化は素晴らしく、かなりおすすめだ。
続いて「追い牛乳クリーミー化」。お湯の1/3を牛乳に置き換えて作る。
果たして、どんな味なのか……
おっ? これは!
辛さが、ほとんど感じられなくなっている。そのままの状態だと中本寄りの主張が強かったのだが、牛乳を入れたことでシーフード寄りの味わいにシフト。後からほんのり辛さが追いかけてくる感じが絶妙だ。これは美味しい!
お次は「バター背徳MAX」。8gのバターを1個投入する。
バターが溶けて美味しそうな見た目に。食べてみると……
たしかにまろやかにはなっているものの、「追い牛乳クリーミー化」とは違うまろやかさだ。ただ、味自体がそこまで大きく変わったかというと、正直これまでのアレンジの中では1番味変が薄い印象。
ChatGPTが言う「油の厚みで店レベルの重さに」というほどではなかった。元々この組み合わせ自体が背徳なのだが、バターで背徳度が上がったかというと、そうでもないというのが正直なところだ。
次に卵黄を落とすだけのシンプルなアレンジなのに、ネーミングに破壊力がある「卵黄ドロ濃厚」。
ちょっと黄身が割れてしまったが、そこはご愛嬌ということで。卵黄を中央に落として、麺にたっぷり絡めて口に運ぶと……
やっぱりマイルドになってかなりまろやか。濃厚な感じはするけど、やっぱり牛乳のインパクトにはちょっと負けるか。シーフードのクリーミーさが卵黄を混ぜることによって少し弱まった印象もある。味変の度合いで言うと、バターと牛乳の間くらいだ。
そして、ジャンク臭漂う「追いニンニク&ごま油」。
チューブにんにくとごま油を混ぜた瞬間、今までのアレンジとは全然違う香りが漂う。もうこの時点で、他のトッピングを凌駕するほどの風味だ。食べてみると……
いやぁ、美味い!
たしかに中毒性はMAXだろう。ただ、美味いんだけど、中本の良さとシーフードヌードルの良さをちょっと消してしまっている感がある。元々の素材の個性を活かすという意味では、調味料として強すぎた。あと通常の量だと胃が結構もたれるので、そういうのが苦手な人はやめておいたほうがいい。
最後にChatGPTが提案した究極の「濃厚の完成系」。チーズ、バター、牛乳、卵を全部足すというもの。
ビジュアルがもうやばすぎる。おそるおそる食べてみると……
もはや、別の食べ物になっていた。
中本でもシーフードヌードルでもない、完全に別物。よってトッピングの域を超えているため、ランキングからは除外したいと思う。
・ChatGPT考案アレンジランキング発表!
というわけで、5つ+αのアレンジをランキングにすると……
1位 追い牛乳クリーミー化 ← マイルドで美味しい! 辛さが程よく和らぎ、最高のバランス
2位 チーズ爆乗せドロ系 ← カルボナーラ風の変化が楽しい。乳製品の力は偉大
3位 卵黄ドロ濃厚 ← 素材の個性を潰さず、まともなトッピング
4位 追いニンニク&ごま油 ← 中毒性はあるが、元の食材の良さを消してしまう
5位 バター背徳MAX ← 正直そこまで味変を感じなかった
ランク外 濃厚の完成系 ← もはや別の食べ物。素材の良さが完全に消えた
1位の「追い牛乳クリーミー化」は本当にマイルドで美味しかった。ただ、担々麺風とまではいかなかったのが正直な感想だ。というわけでセブンイレブンに行ったら、蒙古タンメン中本もシーフードヌードルも売っているので、ぜひ試してみてほしい。
これがChatGPTの実力か……なかなかやるじゃないか。次回はまた別のAIに聞いてみるので、お楽しみに!
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.
▼混ぜ合わせる直前の2つのスープ、色の違いがはっきり分かる