ロケットニュース24

【実写版VTuber】デビューしたいけど技術も金もないから情熱と「物理」でなんとかしたら、一歩踏み出すことの重要性を感じた

約1時間前

まさしく花開いているVTuber文化。ニフティが2026年2月13日にまとめたレポートによると、小中学生を中心とした調査においてなりたい職業2位がVTuberだったそうな。代アニにもVTuber科があるし、VTuberの専門学校が増えるのもさもありなん。私(中澤)もVTuberデビューしたい。

しかし、デビューに関する知識はゼロだ。VTuberは毎日見てるけど、実際VTuberとして活動するとなると、具体的なことは欠片も分からない。一体どうやったらVTuberになれるのか? そこで一回デビューしてみて考えることにした。

・ガワがいる

VTuberをやるならアバターが必要だ。これは平たく言えばガワになる絵だ。一枚絵のみで話している人もいるので、絵が動くかどうかは必須ではない。そんなわけでまずはキャラの絵から着手だ。

しかし、絵師に依頼するようなお金はない。そこで自分で描くことにした。キャラさえあればいいのだから絵の上手い下手は関係ないはず。とりあえず、相方に選んだ何も知らない佐藤英典記者の似顔絵を紙に鉛筆で描いてみたところ……

思ったより上手く描けた。友達が少ない私はリアルな人の似顔絵の経験値が少ないので、崩壊しないか心配だったけど、なんか前に描いた時より上手くなっている気すらする。これが才能というヤツだろうか。

さて、たわごとはここまでにしておこう。絵を描くってそれだけで達成感あるよね。ほぼ絵を描かないだけに、下書きしただけで満足感が半端なかった。これは絵を描くって行為の根源的な魅力の1つと言えるかもしれない。早くも学びを得たけど、今回はこの先に行かないとな。

・イラストサポートAIで色塗り

そこでまずはPCに取り込むことに。もちろん、スキャナーなんて持ってないからiPhoneで写真を撮って取り込んだ。

その画像をPhotoshopで切り抜いてから、白と黒が綺麗に分かれるように調節する。ちなみに、使った機能はレベル補正で、汚れとか消え切らなかった鉛筆の線が消えるまで入力レベルをガリガリ削っただけ。

これが正しいやり方かは置いておいて、とりあえず色塗り前の準備は完了。色塗りは以前記事で紹介した『copainter』を使う。イラストサポートAIでアニメっぽい塗りに仕上げてくれるのが今回の用途に合っているからだ。

使った機能は「下塗り」と「着彩」。やり方の詳細は以前の記事をご確認いただけたらと思うけど、基本は画像をアップロードするだけだから誰でもできるんじゃないだろうか。で、『copainter』を通した佐藤英典が以下である。

・0円で爆誕

良い感じにアニメ化された。そんなわけで、同様の方法で自分もアニメ化してみた。


人物画のアングルを変えられたりもするので……


サムネイルを作ってみました。


ちなみに背景はロケットニュース24の作業部屋。パステルカラーにしただけで大分Vっぽい雰囲気が出た気がする。

なお、『copainter』はFreeプランで3枚のチケットがもらえるけど、3回だと2人仕上げられないので、月額567円でチケットが50枚もらえるライトプランに加入した。

とは言え、ライトプランは初回14日間無料のトライアル期間があって、私も適用されたので現状かかったお金は0円である。時間は5時間30分くらいかかったけど。

・爆誕

さて置き、これでデビューの準備は完了した。前述の通り、1枚絵でもVはVだから、配信でこれを表示しながら話せばVTuberデビューとなる。

こだわろうと思ったら無限にお金も時間もかかる世界。でも、かつて甲本ヒロトは言っていた。「ギターがうまくなるまで待っていたら、きみはおじいちゃんになってしまうよ」と。

マイクを持ってないけどiPhoneでだって配信はできる。いつデビューするの? 今でしょ! イッケェェェエエエ!! 体の先を突っ走る衝動のままデビューしたところ……

こうなった。


・実写版VTuber

1枚絵のままでも良かったんだけど、やっていくうちに多少の動きが欲しくなったので情熱と物理でなんとかしてみたらこうなった。

LIVE2Dではない。OBSで動かしてもいない。しかし、ペルソナではある。何も知らない佐藤英典は最後までVTuberの実態を知らずにお面を装着して配信していたわけだが、そんな佐藤が「顔が隠れているのがちょうど良くやりやすい」と言っていたのは貴重な経験談と言えるのではないだろうか。ガワのペルソナ効果は顔さえ隠れていたら享受できるのだ。

VTuberの定義とは? 技術の発展や社会への普及と共に、VTuberがリアルに近づく中、どこまでがバーチャルでどこまでがリアルなのか、あなたはハッキリ線を引けているだろうか。その境界に疑問を投げかける存在……それが我々。言うならば実写版VTuberだ。

人は何かを始める時、足りないものばかりに目を向けてしまいがちだ。しかし、稚拙でも一歩踏み出すことで具体性が一気に上がることがある。途方もない道が、道順が見えたらむしろ進むのが楽しくなるのだ。千里の道も一歩からとはこのことだろう。

というわけで、経費0円で準備期間1日でVTuberデビューしてみるのも悪くない。次はOBSやLIVE2Dに挑戦したくなったのであった。

参考リンク:ニフティキッズ
イラスト・執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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