新宿二丁目に職場がある私(中澤)。ここしかり、歌舞伎町しかり、近年新宿ってカオティックなエリアが語られがちだと思うけど、駅を境に西側に行くと雑多さが急激に薄れて、むしろ日本屈指のオフィス街へと変貌する。二面性が凄いんよ。

そんな西新宿を歩いていたところ、ランチバイキング1300円というガチ中華と思しき貼り紙を発見。こんな整頓されたビルディングの隙間にガチ中華が紛れていようとは。しかも、新宿で食べ放題1300円。隠れたコスパの匂いを察知したので入店してみることにした。

・匂い立つ何か

その中華料理店の名前は『天彩』。ワシントンホテルの1階なので観光客狙いの立地なのかもしれないが、新宿の庶民の相場で考えてもバイキング1300円は安い。

とはいえ、コスパがどうかはバイキングの内容次第とも言えるだろう。で、そこを怪しみだすと、自動ドアの両サイドのビジョンの画質の粗さがなんかうさん臭さを漂わせてる気もするんだけど、まあとりあえず入ってみた。


・環境は良い

入店してみると、さすがにワシントンホテルの1階だけあって店内は広大だ。ソファも沈み込む座り心地の良さがあるところに西新宿を感じる。オフィスのゲスト感。店員さんに聞いたところ、ビュッフェは1300円でドリンクバーが+200円とのこと。

で、店員さんと話して分かったんだけど間違いなく本場の人々だ。日本屈指のオフィス街だろうと、その辺は池袋中華街にも負けないガチ中華っぷりである。バイキングコーナーを見に行ってみたところメニューは17種類。品数も充実している。

・バンバンジー食べ放題

この時点で普通にコスパ良いガチ中華ランチ食べ放題であることは分かったんだけど、特に目を惹かれたのは……


棒棒鶏(バンバンジー)があること。

ガチ中華のランチバイキングって鍋一発でいける炒め物や煮物が主体なイメージだったけど、ちゃんと盛り付けされたバンバンジーが並んでいるところに西新宿っぽさを感じた。事実、1000円前後の食べ放題でバンバンジーが並ぶのはなかなか珍しいと思う。

・ホスピタリティー

また、温かいメニューにはフタがされているところもホテルっぽい心遣いと言えよう。1300円のガチ中華バイキングなのにちょっとしたおもてなしを感じた。

チャーハン、上海焼きそば、酢豚、エビチリ、豚足、チンジャオロースなど、日本で地位を確立している料理が多めであることも、ストライクゾーンの広さがある。ひと通り食べてみたところ……

エビがウマイ。特に、エビチリじゃない方の殻付きで良い感じに盛り付けられたエビがマジでホテルみがある。このエビとチンジャオロースとバンバンジーはリピ確定のウマさだった。


・ガチ中華に見る街の違い

日本人にとって安心感のあるガチ中華と言えるだろう。さすが新宿ワシントンホテル1階に入るだけある。そんなランチビュッフェの時間は11時から14時30分まで。ラストオーダーは30分前までで、店員さんによると土日もやっているとのこと。

池袋中華街の1000円前後のバイキングのインディーズ的面白みとは違うんだけど、同価格帯でもメジャー感があるところに西新宿っぽさがある。

ガチ中華で改めて感じる街の違い。そう考えると、同じ東京内でも街によって文化が違うことが分かる。ガチ中華ランチ紀行は小さい日本文化の旅でもあるのかもしれない。

・今回紹介した店舗の情報

店名 天彩
住所 東京都新宿区西新宿3-2-9 新宿ワシントンホテル1F
営業時間 11:00~14:30(ラストオーダー30分前)、17:00~23:00
定休日 無休

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼春巻き、唐揚げなど揚げ物も充実

▼上海焼きそばもどちらかと言うと日本に寄せた味であるように思う

▼このエビはホテルみもあっておかわりの度に入れてしまった

▼会計も確かに税込1300円