ロケットニュース24

立ち食いそば屋だけど麺が4種類から選べる。足立区梅島『雪国』のベーコンそばで味わう温故知新 / 立ち食いそば放浪記383

4時間前

都内でも荒川を渡った先にある足立区。渋谷からのルートはそこそこ面倒くさいんだけど、逆に言うと旅感がある。北千住で乗り換えて川を渡り、東武伊勢崎線梅島駅を降りると、カルチャーが変わった香りがした。

都心に比べるとゆっくりとした時間の中、味のある純喫茶が佇む様子に下町のチルを感じる。そんな梅島駅前にはチルイ立ち食いそば屋『雪国』があった。

・悠久

立ち食いそば屋を巡る『立ち食いそば放浪記』を連載している私(中澤)だけど、『雪国』というのは中でもかなり良い名前だと思う。立ち食いそばの持つブルージーなイメージを壊さない上で、儚さと時の流れの悠久さみたいなものが感じられる美しい響きの店名だ。

店頭にはメニューだけでなく特集記事なども貼られている。知る人ぞ知る老舗立ち食いそば店のため、私もその名前は知っていたけど、本日ついに初訪問してみたわけ。

・そばを4種類から選べる

店頭の貼り紙の中に、立ち食いそば屋にしては少し珍しいサービスの記載があった。どうやら麺が4種類から選べる模様。選択できるのは「更科そば180g」「藪そば190g」「田舎そば200g」「うどん250g」だ。

立ち食いそば屋でも明らかにもりそば・ざるそば推しの店だったらたまに見かけるサービスだけど、かけそば350円の価格帯の駅前立ち食いそば屋では大分珍しい

・ハイブリッドさ

そんな店頭には「ベーコンそば(税込500円)」というユニークメニューの貼り紙もあってなんだかハイブリッドな雰囲気を感じる。そこで入店してベーコンそばを藪そばで注文してみた。

ベーコンはスーパーで売ってるやつで、別に特別なものではない。ただ、そのアイデアは特別と言えるだろう。食べてみると、ベーコンの塩味と肉の風味が、歯切れのいいそばと意外に合う。味のマッチングの仕方が肉そばと違うのが面白い。

また、コクのあるつゆの奥行には、立ち食いそばながら説得力がある。その深みを感じさせるつゆと、新発想を貪欲に取り入れた味に温故知新を感じた。

なんとなくのんびりとした梅島駅前。そんな駅前に静かに佇む『雪国』。ぼんやりとした午後の光に漂う時間は、ゆるやかに降る雪のごとく安らかだった。

・今回紹介した店舗の情報

店名 立喰そば 雪国
住所 東京都足立区梅島1-12-7
営業時間 火~土6:30~17:00
定休日 月・日・祝日

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼見逃しそうな外観のかけそば350円立ち食いそば屋だけど……

▼実は麺が4種から選べてアイデアメニューもあるハイブリッドさ

モバイルバージョンを終了