
東京・立川駅南口からすぐのビジネスホテル2階に、ひっそりと店を構える「中国四川料理 山城」。ここでは、ボリューム満点の中華ランチ食べ放題が1450円という破格のコスパで楽しめるという。
さっそく現地へ向かう私であったが、そこで待っていたのは「ただし2名から」という、ソロ客には厳しすぎる利用条件だった。
波乱の幕開けとなった穴場バイキングの全貌をお届けしよう。
・立川の穴場
当編集部のガチ中華食べ放題マニアこと、中澤記者が連載している「ガチ中華ランチ紀行」を見て、私は常々うらやましいと思っていた。
あのシリーズは池袋の中華街がメインだが、東京の西側にもどこか熱いスポットはないものか。
そう思い探してみたところ、立川でとんでもない穴場を発見。それが今回の主役、「中国四川料理 山城(やましろ)」である。
・ディープな南口へ
近年の再開発で華やかになった北口周辺とは違い、立川駅の南口は昔ながらの歓楽街といったディープな雰囲気が漂っている。
駅から5分ほど歩いた場所にある「ビジネスホテルほまれ」という、非常に味のあるビジホの2階に「山城」はあった。
といっても、ビジホの中を通るわけではない。建物横の階段から直接入れるらしい。
店内は思ったよりもこじんまりとしているが、席と席の間隔も狭すぎず、居心地はよさそうである。
メニューは「定食 / 麺類」か「ランチバイキング」か選べるもよう。お目当ての食べ放題は70分制で1450円(税込)だ。
約10種類の中華料理が大皿で用意されているビュッフェスタイルで、麺類など一部料理は店員さんにオーダーする形式で提供されるとのこと。
・思わぬトラップ
それではさっそくバイキングを注文しよう……とした瞬間、メニューのすぐ下に書かれた文字に思わず衝撃を受けた。そこにはこう書いてある。
※オーダーランチバイキング2名様より
嘘だろ。
そう、なんとこの食べ放題、ソロ注文不可なのだ! これはまったくの想定外……!! 致命的なトラップである。ここまで来て出直すしかないのか?
……と思った人もいるかもしれないが、ここで予期せぬ奇跡が起きた。
実はこの日、妻が休みを取っており、たまたま立川に用事があるとのことで、私に同行していたのだ! よって成立! 食べ放題、成立ッッ!!
(※実話です)
・食べ放題スタート
こうして無事にバイキングにありつけた私たち。「山城」の料理は、いわゆるガチ中華ではなく、どちらかというと町中華寄りだ。
この日並んでいたのは、卵ときくらげ炒め、麻婆豆腐、鶏唐揚げ、野菜春巻き。
海老チリ。
豚肉黒豆蒸し。
肉焼売、バンバンジー、大根甘酢漬け、大学芋、マンゴープリン、杏仁豆腐。
炒飯、ライスなど。
どれも日本人好みの食べ慣れた味付けで、しっかり合格点を出してくる印象だ。
個人的に特に気に入ったのは唐揚げである。衣がザクっとしているタイプで、非常に私好み。これだけでご飯が無限に食べられそう。
また、オーダー形式の料理も素晴らしい。麻辣担々麺と水餃子を頼んでみたが、この価格帯の食べ放題で、出来立て熱々がテーブルまで運ばれてくるのはスゴいことである。
ただし、麺類は「ハーフサイズ」と書いてある割に、かなり量が多いため注意が必要だ。1人で食べたらすぐお腹いっぱいになりそうなので、2人以上でのシェアは必須だろう。
・ガチ中華食べ放題マニアの視点
さて、私が少し休憩している間、事前に中澤記者から聞いておいた「今回の食べ放題の注目ポイント」をお伝えしたい。毎日のようにガチ中華を渡り歩いている男は、以下のように語っていた。
中澤「1450円で10品程度というのは正直少ないけど、一部オーダー形式というのは珍しいと思う。あと、ガチ中華は相席になることがけっこう多いから、見るべきところは『ホスピタリティ』だね」
中澤「ホスピタリティといっても、そんな高いレベルじゃなく、隣の人が気にならんかったらいいくらい。ガチ中華の食べ放題って、そこに気を遣う文化がない感じがするから。
純粋なコスパだとガチ中華の食べ放題には勝てないと思うけど、そのあたり(居心地の良さ)をクリアしていて、さらに餃子とか唐揚げとか強いメニューが食べ放題だったら、僕が通いたいのは立川の方かも(笑)」
なるほど~。え? てことは……。
「山城」の勝ちってこと?
少なくとも、中澤が挙げていた「隣が気にならない居心地の良さ」「唐揚げや水餃子などの強いメニュー」という注目ポイントは、すべて満たしている気がする。
「山城」、並みいるガチ中華を蹴散らしての、まさかの大金星である。
個人的にはこれで酒が飲めれば最高だったのだが、まあランチバイキングですからね。「山城」ではディナーの食べ放題も実施しているようなので、次はそちらに挑戦してみるのもいいかもしれない。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 中国四川料理 山城
住所 東京都立川市柴崎町2-4-16 ビジネスホテルほまれ2階
時間 (昼)11:30~15:00 (夜)17:00~22:00
休日 不定休
参考リンク:中国四川料理 山城
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼どれも日本人好みの食べ慣れた味付け。
▼ウーロン茶、ジャスミン茶、コーヒーなどドリンクも飲み放題。
▼非常に味のあるビジホだ。