
ジャンボ! 今回もまたリクエストボックスに届いた読者様からの質問に答えようかな。
「最近仕事で知り合ったタンザニアの人から日本は銀行がいっぱいあって凄い。タンザニアだと銀行口座を持っている人の方が少ないし、貯金している人のほうが少ないと言われてびっくりしました。ケニアもそうなんですか?」
なるほど。タンザニアのことは知らないけども、ケニアにおける「お金の守り方」のことならわかるので、お答えしよう。
・ケニアの貯金事情:銀行とモバイルマネー
ケニアでは、すべての人たちが銀行口座を持っているわけではないんだ。仕事がなかなか見つからない人も多いから、銀行に口座を作るのが難しいという現実がある。
じゃあ、みんなはどうやってお金をやり取りしているのかというと、「M-PESA(エムペサ)」という携帯電話のSIMカードを使ったシステムを使っているんだよ。
・モバイルマネー「M-PESA」の仕組み
M-PESAは、実に手軽。たとえ銀行口座がなくても、携帯電話ひとつでお金を受け取ったり、支払ったりできるんだ。
実は貯金もできる。受け取った少額のお金をそのままSIMカードの中に貯めておいて、日々の生活費(ポテトを買ったりね!)に充てることができるんだ。
ケニアでは本当にメジャー。あのマサイ族の戦士・ルカをはじめ、携帯電話を持っているマサイ族だって使っているよ。
・気をつけたい「防犯」の話
ただ、このモバイルマネーにはちょっと怖いところもある。
世界中でフィッシング詐欺が流行っているのと同じように、もし暗証番号(PIN)を誰かに知られてしまったら、お金を盗まれてしまう可能性があるんだ。
最近では、カスタマーサービスを装って電話をかけてくる詐欺も増えているよ。
言葉巧みに個人情報を聞き出そうとして、教えてしまうとSIMカードの中のお金を全部盗られたり、カードをブロックされたりすることもある。
便利だけど、油断は禁物だね。
・銀行口座は「安心のしるし」
一方で、政府機関や大きな組織で働いている人、それからしっかりビジネスをやっている人たちは、銀行口座を持っていることが多いよ。お給料が銀行振り込みだからね。
僕個人の意見としては、やっぱり銀行口座が一番安全で信頼できると思っているよ。大切なお金を守るためには、しっかりとした場所に預けるのが一番。
ちなみに、この連載「カンバ通信」の原稿料は、ウエスタンユニオン(Western Union)の国際送金サービスを用いて支払われている。
銀行口座に振り込みではなく、僕がケニア(ナイロビ)のウエスタンユニオンに赴いて、その時の暗証番号と身分証を見せて現金を受け取るという流れだよ。
カンバ通信の原稿料で、本当に生活は助かっている。すぐに支払いに消えちゃうけどね(笑) 質問リクエストもらえると、本当にありがたい。ではクワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼今回のレポート、この写真が送られてきたけど(しかも2枚)、意図は謎だ。
▼リクエストボックスに質問などを送ってもらえるとチャオス喜びます。よろしくお願いします!