
高知県といえば坂本龍馬の出身地として有名だが、食の宝庫としても知られている。カツオのたたきをはじめとした皿鉢料理、中心地にある ”酒飲みのフードコート” こと「ひろめ市場」で味わえる新鮮な海の幸など、食べ歩きが楽しい県だ。
そんな高知の街を歩いていると、なにやら気になる言葉が目に飛び込んできた。それは……
『高知名物 玉子焼きめし』
事前に高知の名物料理は調べたつもりだが、「玉子焼きめしって、要はチャーハンでしょ?」と完全に舐めてかかっていたのだが、実際に食べてみたら、その考えが180度変わることになる。
今回は、高知名物『玉子焼きめし』を提供する「らーめんチョンマゲ 高知本店」で実食してきた様子をお届けしよう。
・高知市内の本店へ
『玉子焼きめし』を提供している「らーめんチョンマゲ」は、高知本店を中心に数店舗構えるお店だ。店名のとおりラーメンも提供しているが、看板メニューはこの『玉子焼きめし』らしい。
お店の外観には「高知名物 玉子焼きめし」と大きく掲げられている。令和元年に創業したとのことで、比較的新しいお店のようだ。
店頭にある看板には「日本を今一度せんたくいたし申候」というキャッチコピーが。坂本龍馬の名言で、高知らしさ全開である。
店内に入ってメニューを見てみると、玉子焼きめしは税込680円。唐揚げや皿ワンタン、おつまみチャーシューとのセットメニューもある。
メニューの説明によると「只のシンプルな焼きめし……具材 玉子のみ」とのこと。さらに「まずはそのまま食べてみて! ほんで後から、卓上の焼きめし特製ダレ2種で味変もできるきね!」と書かれている。使用している米は高知県四万十町産の「仁井田米」。素材にもこだわりがあるようだ。
さらにカウンターの木製テーブルには、「美味しい玉子焼きめしの食べ方」が、刻印されている。こういった演出も粋だ。
・シンプルイズベストの極み
注文してしばらくすると、お目当ての『玉子焼きめし』とスープが運ばれてきた。
見た目は本当にシンプル。黄金色に輝くドーム状の焼きめしが、「チョンマゲの玉子焼きめし」と書かれた専用のお皿に盛られている。
これが高知名物とは? 疑問が拭えないまま、一口食べてみると……
???
なんだこれ……まず感じたのは「懐かしさ」だった。余計な具材が入っていないからこそ、玉子と米、そして味付けのバランスがダイレクトに伝わってくる。
シンプルなのに、というかシンプルだからこそ美味い!で、パラッパラな食感がデフォルトで雑味がなく、玉子の風味とほんのり香ばしい焼き加減が絶妙だ。一口目で感じたインパクトが、まさかこれほどとは……正直、舐めてかかっていた自分を20回くらい殴りたくなった。
・2種類の「味変」
あまりの美味さに一口ずつ大事に噛み締めて食べ進めた。中盤に差し掛かって登場するのが、卓上に置かれた2種類の特製ダレだ。
メニューの説明によると、「一の味変」は醤油系の特製ダレ、「二の味変」はお酢系の特製ダレとのこと。パンチの効いた玉子焼きめしに早変わりするらしい。
まずは「一の味変」、醤油系の特製ダレをかけてみる。
口に運んでみると……
おおっ、一気に味の方向性が変わった! さっきまでの優しい味わいから、醤油のコクが加わってガッツリ系にシフトチェンジ。これはこれで美味い!
続いて「二の味変」お酢系の特製ダレを試してみる。
こちらは酸味が効いていて、さっぱりとした味わいに変化する。個人的には「一の味変」の方が好みだったが、これは完全に好みの問題だろう。
そして気づけば、あっという間に完食してしまった。
お皿の底には「ありがチョンマゲ!」のメッセージ。このユルい感じ、嫌いじゃない。
──そんなわけで、高知名物『玉子焼きめし』は、シンプルながらも奥深い一品だった。「らーめんチョンマゲ」は高知以外でも、主に関西で数店舗展開しているとのことなので、高知に行けない人でも味わえるチャンスがあるかもしれない。
もし高知を訪れることがあれば、カツオのたたきなどの海鮮系もいいが、この『玉子焼きめし』もぜひ食べてみてほしい。完全に舐めてかかっていた私が断言する……これは名物を名乗るに値する逸品だぞ!
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 らーめんチョンマゲ 高知本店
住所 高知県高知市追手筋1-8-15
時間 月~木:11:30~15:00 18:00~26:00、金、土、祝前日:11:30~15:00 18:00~27:00、日:11:00~21:00
定休日 不定休
参考リンク:らーめんチョンマゲ
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.
▼この逸品に早く世間が気づいてほしい
耕平












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