中国の渡航自粛要請が出てから3カ月半。平日昼間の池袋中華街はガラガラだ。ストリートにも店にも人は少ない。まあ、基本歓楽街で夜の街なので、その情勢と関係あるのかどうかは不明だけど。

とにかく歩きやすく隠れたガチ中華ランチの看板を見つけやすいため、私(中澤)は毎日平日ランチを食べに来ている。

そんな中、ストリートで見つけた食べ放題ランチの看板に惹きつけられた。え!? マジかよ! 私がそう思った理由は……。

・最安メニュー

ストリートに出ていた看板には「週替わりランチ」と記載されていた。どうやら、メインメニュー1品を注文すると、副菜ビュッフェがついてくるシステムのようだ。

このシステム自体は池袋中華街のガチ中華ランチによく見られる形。ゆえに、こういった看板を見かけると、私はまず最安メニューのチェックから入る。ふむふむ、最安は価格880円からか。価格は池袋中華街の平均値だな。って、え!? マジかよ!

最安メニューが炒飯だと!?


思わず2度見してしまった。「いや、炒飯は普通だろ」と思う人がいるかもしれないので説明すると、実は池袋中華街の副菜食べ放題ランチにおいて最安メニューが炒飯なことって珍しいのだ。

・興奮

実際、副菜食べ放題ランチの店はほぼ食べたけど、最安880円の店は多くともその最安ラインに炒飯が並んでいる店には出会ったことがない。麻婆豆腐とか麻辣系のメニューが多い印象だ。

通い詰めてしまったゆえのニッチすぎる価値観で申し訳ないのだが、それゆえに興奮してしまったというわけである。こんなの初めて! そこで入店してみたところ……


副菜ビュッフェに豚角煮がある……!!

こんなの初めてェェェエエエ! 副菜食べ放題に豚角煮とか正気かよ!? 無限角煮と炒飯だけでお腹いっぱいになっちまうよォォォオオオ!!

・感じるバランスの良さ

副菜ビュッフェの品数は6種類と少なめだしご飯は食べ放題じゃないようだが、他のラインナップも味付玉子、ゴマ団子、ひよこ豆、寒天、中華スープと非常にバランスが良い。それぞれが豚角煮の強さとは別の道で攻める副菜たちは少数精鋭という感じがする。

さらには、炒飯を食べるとパラパラで、中華に求めるものもピンポイントで満たしてくれる味。自然な味付が卵の風味を引き出している。結果、豚角煮と一緒に食べても飽きが来ない。

880円であることを考えると大満足の内容であることは言うまでもないけれど、お会計してガチで880円だった時に改めてこう思った。「池袋中華街最強コスパかもしれない」と

・名店の満足度

そんな店の名前は『湘聚・湖南菜館(ショウシュウ コナンサイカン)』。湖南料理専門店らしいけど、私の実感で言うと池袋中華街の中の店では最も日本人の舌に合うと思われる味だ。

看板によると、週替わりランチとのことなので豚角煮がない時もあるのかもしれない。だが、食べ終わってみると品そのもの以上に総合的な味とバランスの良さを感じる。池袋中華街のガチ中華ランチを食べまくった後に出会ったからこそ見えた違い。店を出た時、名店の満足度を覚えたのは久しぶりだった。

・今回紹介した店舗の情報

店名 湘聚・湖南菜館
住所 東京都豊島区西池袋1-38-5 池袋西口セイコービル2F
営業時間 11:00~23:00(ランチ11:00~16:00)
定休日 無休

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼豚の角煮だけじゃなく、ひよこ豆、味付玉子というラインナップのバランスが良すぎる

▼その他のランチメニューはこういう感じ