ワークマンの「メリノウールトレッキングソックス(980円)」が人気らしい。ただワークマンの靴下といえば、少し前に「980円の福袋」で11足も手に入れたばかり。そう考えると、1足980円は正直かなり高く感じてしまう。

とはいえ最近、外作業が続いて足先が冷えていたため “助っ人外国人” 的なポジションで1足だけ購入してみることにした。果たしてこの靴下には、福袋11足分の魅力が詰まっているのだろうか。

・980円の靴下

てか、そもそも靴下は軽視されがちではないだろうか。ウン万円するダウンやコートを着ている人も足元は数百円の靴下……なんて光景は珍しくない。

言うまでもなく寒さは足元からくる。本気で寒さ対策をするなら足元こそ最優先で温めるべきポイントなのかも。そう考えると980円の靴下は非常にコスパの高い寒さ対策だと言える。

つまりアレだ、夕飯に3000円出すより朝食に3000円出した方が贅沢な気分が味わえるのと同じ理屈。

多くの人が手を出さない「1000円の靴下」という未知の領域に足を踏み入れたことで、私はごく少数の人しか体験していない異次元の温かさを知ることになるだろう……たぶん


・980円の理由

パッケージによると「エクストラファインメリノウール40%」「消臭」「保湿」「吸湿発熱」「つま先パイル編み・補強糸プラス」「かかとパイル編み・補強糸プラス」「土踏まずをサポート」などと書いてある。

つまり、メリノウールの機能性にトレッキングソックスの要素を全部盛りした靴下という認識でよさそうだ。ちなみに在庫があったサイズは「24.5〜27cm」で、普段27cmの靴を履いている私の足に問題なくフィットするのか、そのあたりも気になるところである。


・履いてみた

実際に履いてみると、やや小さめだが、ピタッとしていてズレる感じはない。ワークマンの名作「アーチパワーアシスト」ほどの強烈な締め付けはないものの、土踏まずをほどよく支えてくれる感覚はたしかにある。強すぎず弱すぎず、絶妙なバランスだ。

防寒性能については、たしかに足先が冷えにくい……気がする。ワークマンのメリノウールインナーのように着用した瞬間からポカポカという劇的な変化はない。まあ、いつもより冷えてないかも、という感じ。

これが靴下の効果によるものなのか、それとも着用した日がそこまで寒くないだけだったのか、判断に迷うレベル。

いや、このさりげなさが靴下の役割なのかもしれない。派手さはないが地味に仕事をするタイプ。野球で例えるなら「ホームランを量産する助っ人外国人」ではなく「右打ちが得意なベテラン」を獲得したと言える。大事な場面で起用したい。

まとめると、福袋11足分のインパクトはないが冬作業・アウトドアなどの相棒として地味に頼れる一足だ。私は日常用に福袋の靴下、冬作業や寒い日にはメリノウールトレッキングソックスと使い分けをすることに決めた。現場からは以上です!


執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.