2025年も間もなく終わろうとしているが、今年ちょっとしたトピックになったのが「モバイルバッテリー」である。秋頃を中心に、モバイルバッテリーが発火・発煙する事故が相次いだためだ。

とはいえ、スマホ至上主義のこのご時世、モバイルバッテリーが必需品である人も多いハズ。私自身、モバイルバッテリーを肌身離さず持ち歩いているが、最近使用し始めたのが『CIO(シーアイオー)』のモバイルバッテリーである。

・ずっとAnker

文字通り “四六時中” ポケモンGOをプレイしている私は、スマホのバッテリーが秒で無くなる。iPhone16に機種変更したのは昨年だが、スマホ本体のバッテリーにやや陰りが見えて来たのが実情だ。

そんな私は長年「Anker (アンカー)」のモバイルバッテリーを使用してきた。格安で買った無名のモバイルバッテリーも何台か試したが「寿命の長さが圧倒的に違う」と感じている。

これまで購入したAnkerのモバイルバッテリーは合計3台で、いずれもしっかりと働いてくれた……が、この秋。エースとして活躍していた20000mahのモバイルバッテリーが落下により再起不能となってしまったのだ。

しばし旧型の20000mahで耐えていたが、ちょっと前に開催されていた「ブラックフライデー」で新たにモバイルバッテリーを購入することに。その際、選択したのが『CIO』のモバイルバッテリーである。


・はじめてのCIO

CIOを選んだのはガジェット系に強いポケモンGO友達の推薦で、こっち系には疎い私は正直それまで『CIO』のことを知らなかった。


友人「CIOは大阪の会社なんですよね。僕自身、使ったことは無いんですが、今度買うならCIOにしてみようかと思ってます。ほら、最近モバイルバッテリーをどの企業も自主回収してるじゃないですか?

Ankerとかも自主製品は回収してるんですけど、CIOはどのメーカーのモバイルバッテリーでも回収してたんですよね。それがいいなと思いました。ただ、僕は使ったことが無いの製品については本当にわかりません」


……なるほど。製品ではなく企業精神に基づいた推薦だったが、モバイルバッテリーで日本の企業は珍しいかもしれない。

というわけで、友人にオススメされるまま『CIO SMARTCOBY TRIO 20000mAh 65W モバイルバッテリー』を購入。購入時の価格は6980円であった。

・はじめてのCIO

で、私が使用してきた歴代のモバイルバッテリーとの違いは「急速充電」であること。Ankerにも急速充電に対応したモバイルバッテリーはあるが、やや値段が張るため私は使用したことが無い。

なので、つまり。ここからは「AnkerとCIO」の比較というより「通常充電と急速充電」の違いをお伝えしていきたい。で、まず最大の違いはというと……


モバイルバッテリーへの充電がメッチャ早い!


これまでは一晩かけて充電していたが、急速充電だと2時間足らずでほぼ満タンまで復旧する。ただしアダプターも急速充電に対応している必要があり、脆弱なワット数だとそれなりの時間を要する。

そして何より快適なのか「モバイルバッテリー → スマホ」への充電がメチャメチャ早いこと! もうギュンギュン!! この圧倒的なスピード感は、これまでの通常充電にはなかった感覚だ。

例えると、これまでは1日中ケーブルを挿しっ放しにしていることも多かったが、急速充電なら1時間も挿していれば80%くらいまでは回復する感じ。

当然、スマホの使用頻度や元のバッテリー残量にもよるが、モバイルバッテリーを変えてから「スマホにケーブル挿しっ放し生活」とはおさらばした。これは1度体験したら抜け出せないかも……!

・もう引き返せない

なので、今後私がモバイルバッテリーを購入する際は、メーカーを問わず「急速充電」が必須になりそう。現時点で私はCIOしか使ったことが無いが、不便どころか「超快適」と感じている次第だ。

なお『CIO SMARTCOBY TRIO 20000mAh 65W モバイルバッテリー』は手のひらサイズで、重量は340グラム。パワーの割にコンパクトで、バッテリー残量がデジタル表示であるところも気に入っている。あとは寿命が長ければいいなぁ~。

というわけで、もしモバイルバッテリーの使用頻度が高い方でまだ未経験の方は、ぜひ「急速充電」のモバイルバッテリーをお試しいただきたい。私自身は長年「Anker一択」であったが「CIOも全然いいな」と感じている。

参考リンク:CIO
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼「コンセント → モバイルバッテリー」も「モバイルバッテリー → スマホ」もギュンギュン。