お待たせしました。いまいち読者に通じなかった漫画作品を、漫画家の編集長が添削する苦行企画「四コマ添削」の第3回をお届けしたい。


趣旨については第1回目を参照してもらうとして、ザックKT-4先生の漫画連載「四コマサボタージュ」で意味がわかりにくかった回を読者様から募集したところ、継続的に応募あり。


その中で今回、漫画家(マミヤ狂四郎)の私が選んだのは、「めがね王子」さまからのリクエスト、2025年11月10日公開「よく見ると…」である。まずは元ネタをご覧いただこう。

なるほどである。たしかにわかりにくいかもしれない。理由はシンプルに「要素を詰め込みすぎ」なのだと思われる。


整理すると、「コロコロで掃除」「浮気」「泥棒」「事故物件疑惑」「変なコロコロ」と4コマの中に5つも要素が入ってしまっている。


しかしながら、オチを1コマ目で見せてしまうという、実にテクいこともやっている。これは最後まで読ませて「!」とさせ、もう一度1コマ目に戻らせるという手品師的なテクニック。


それを考えると、その技を決めるために、あえて要素を入れた(1コマ目を忘れさせる)という漫画家の心理状態も推測できる。真相はザックKT-4先生にしかわからないが……。


ともあれ、それらを踏まえて私が直したのはこう。



並べてみるとこう。


ザックKT-4先生バージョンも、私の添削後のバージョンも、この女がヤバいことには変わりない(しかもオチてない)のだが、共通しているのは1コマ目の「コロコロ」を回収しようとしている点。


私はあえて、シンプルに、「コロコロ」だけで「掃除用具」を読者様が連想してくれることに賭け、直球の「コロコロコミック(に毛が挟まってる)」でオトしてみた次第である。


しかし、青年誌ならまだしも、児童がターゲットのコロコロコミックに毛が挟まってるってのも違和感がある。


その昔、まだネットもなかった大昔、古本屋で買ったムフフな本にちぢれた毛が挟まっていたことはよくあったが……。(※最低なシメ)



……てな感じで、


漫画家ザックKT-4先生も了承のもと、過去に掲載された『四コマサボタージュ』でイマイチよくわからなかった回を読者様からも募集したい。


漫画家でもあり編集長でもある私が解説&修正し、誰もが「なるほど!」となる漫画に改造していこうと思っている(ならない可能性が高いが)。


ザック先生の漫画は、こちらからご覧いただけます。だいたい1600話くらいはありますが、1話1分で読み終えたら、たったの26.67時間(1日と少し)で読破できますので、ぜひとも全話読み返してください。


それでは、たくさんのご応募、お待ちしております。


執筆:GO羽鳥
漫画:ザックKT-4マミヤ狂四郎
Photo:RocketNews24

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