以前、ロケットニュースで取り上げた「BASE FOOD」のカップ焼きそばから、新しい味が出たらしい。

その名も「BASE YAKISOBA トムヤムまぜそば」

以前の「BASE YAKISOBA」は “しめ縄みたい” と話題になっており、印象に残っている方も多いだろう。その麺も改良されているという。

果たして本当に改良されているのか、トムヤムまぜそばはおいしいのか。気になって探してみた。

・どこにも売ってない!?

9月24日の発売日からしばらく、コンビニやドラッグストアを何軒も回ってみた。……が、まったく見つからない。

コンビニで働いている友人に店長へ仕入れ予定を聞いてもらったけれど、結果は「入荷予定なし」

いろんな地域の友人に目撃情報も募ったが、成果はゼロ。ここまで出会えないと、逆に気になってくる。そこでBASE FOODに問い合わせてみたところ、「実店舗での販売はまだまだこれから順次」とのこと。

つまり、いきなり店舗展開というわけではなさそうだ。


はよ、言ってくれーーーい!


ということで、今回は公式オンラインストアから、おすすめのセットで購入してみることにした。

・BASE YAKISOBA ソース焼きそば(336円)× 2
・BASE YAKISOBA 塩焼きそば(336円)× 2
・BASE YAKISOBA 旨辛まぜそば(336円)× 2
・BASE YAKISOBA トムヤムまぜそば(336円)× 2

ここに配送料500円が加わり、3188円で購入した。


・かわいい段ボールで届く

注文から数日後に商品到着。

あら、段ボールがすみっコぐらしデザインだ。

どうやら今コラボ中らしい。

中には「BASE YAKISOBA」4種類×2個の計8個セットと、おまけのパンが入っていた。


まずは目的の「トムヤムまぜそば」の前に、王道の「ソース焼きそば」から試してみる。

あの “しめ縄” と呼ばれた麺はどうなったのか……。


……ん? しめ縄ではない。


麺がちゃんとおいしくなってる! 感動レベルではないけれど、普通においしい。

江川記者が言っていたような、「ゴヮシゴヮシ」という感想はまったくでてこない。しいて言うなら、「モフッ、ムチッ」かな。あっているかわからないけど。

一般的なインスタント焼きそばと比べると、そりゃ負けるが、「完全栄養食」として考えれば十分満足できる。


・食べる場所に注意しよう

いよいよ本命の「トムヤムまぜそば」を開封。

中に付属しているのは「かやく」「粉末ソース」「特製油」。

かやくは、リニューアル前と比べて、見た感じ大きな違いは見られない。

湯切り後に特性油、粉末ソースの順で混ぜていくと……。


香りがすごい!! いや、すんごぉぉぉい!!


エスニック系の香りが私の周りに広がる。横にいた子どもからは「え? なにこれ!?」としかめっ面の反応が。

味は想像以上に本格派。辛さはあるが、辛いのが苦手な自分でも食べられる程度。

あとからじわっと酸味がきて、トムヤムらしいハーブ感もある。そして、「どんな味だったっけ?」とまた食べたくなるような中毒性。

どうやら味の素と共同開発したソースを使っているらしく、納得の完成度だった。トムヤムクン好きの夫にも食べてもらったが、「味が本格的」と高評価だった。


・しめ縄とは違う課題もあるが、栄養食としてはうまい

総合的には、完全栄養食というカテゴリーの中では、おいしいと思うというのが正直な感想。今回購入した4種類の中では圧倒的に「トムヤムまぜそば」がおススメである。

注意点があるとすれば、良くも悪くも香りが強いこと。オフィスランチや隠れて食べたいときには向かないかもしれない。

あと、私の場合、「なんとなく罪悪感がない」と勘違いし、ついついチョコを食べすぎてしまった。プラマイゼロどころか、ややマイナスかもしれない。

でもまぁ、 “しめ縄” の汚名返上は果たしたと思う。気になる人は、ぜひ実際に自分の舌で確認してみてほしい。

公式サイトよりやや割高になるものの、Amazon楽天市場でも売られているので参考までに。

参考リンク:BASE FOODAmazon楽天市場
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.