
世界各国に店舗を展開するグローバル飲食チェーン店には、その国独自のメニューが存在する。例えばマクドナルドの大定番「てりやきバーガー」は、日本限定メニューであることをご存じだろうか?
なので、各国のメニューの違いも旅行中のささやかな楽しみなのだが、つい先日訪れたタイのケンタッキーにもタイ独自のメニューが存在した。そして思った「これ簡単に再現できるんじゃないか?」と──。
・米率高め
旅慣れている方はご存じかもしれないが「微笑みの国」として知られるタイに限らず、東南アジアのバーガーショップには「米のメニュー」があることが多い。
例えばマレーシアのマクドナルドには「ナシマレマック」なる米のメニューが存在し、またインドネシアのマックでも「チキンライス」がさもあたり前のように取り扱われていた。
タイのマックでも「日本風カレーライス」が販売されていたこともあったが、それはケンタッキーも同じ。タイのケンタッキーにはシンプルな「チャーハン」を筆頭に、複数の米メニューがラインナップされているのだ。
・ケンタッキーでも米
今回はその中でも気になった「チキングリーンカレーセット」を購入。価格は89バーツだったので日本円にするとおよそ404円という計算になる。ふむ、ドリンク付きなら意外とリーズナブルですな。
で、チキングリーンカレーを食べてみたところ……まあ普通にウマい。というか「これ日本でも再現できるんじゃね?」と確信するほど簡単なメニューだったのである。というわけで……
・タイのケンタッキー限定「チキングリーンカレー」の作り方
【材料】
カーネルクリスピー: 2つ
ジャスミンライス: 1人前
グリーンカレー: 1人前
【作り方】
1: ジャスミンライスを皿に盛り付ける。
2: 適当な大きさにカットしたカーネルクリスピーをライスに盛り付ける。
3: その上にグリーンカレーを豪快にかける。
種も仕掛けも意外性もなくて申し訳ないが、タイのケンタッキー限定「チキングリーンカレー」はただこれだけのメニュー。正確にはタイの場合は少量のルーのみなので、再現版の方がかなりゴージャスな仕上がりだ。
味も「グリーンカレーとチキン」としか言いようがなく、ぶっちゃけ何の化学反応も起きていない。一方で特に足を引っ張っているわけでもなく、純粋に「グリーンカレーにチキンをトッピングした味」と申し上げていいだろう。
ただそれでもグリーンカレーが美味しいので、普通に満足度は高い。日本で試す場合のポイントは「ジャスミンライス」を用意することで、これだけでグッと本場っぽい味に近づくぞ。
日本でも実際に試してみるかはさておき、軽く小腹を満たせるタイのケンタッキー限定「チキングリーンカレー」は有能なメニューなのではないだろうか? 想像は超えてこないが、約束された味であることは間違いない。
参考リンク:ケンタッキー・フライド・チキン(タイ)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼タイのケンタッキーは手洗い場も付いていた。