ロケットニュース24

1600円もするのに飛ぶように売れていた冷凍食品を買ってみた

2025年9月22日

使い勝手がいいことから需要が高まり続けている冷凍食品。リーズナブルなことも人気の理由の1つだが、先日なんと1600円もする商品が売られているのを見かけた。

さすがに高いな……っていうか、買う人いるのかよ……と思ったものだが、実際は飛ぶように売れていたからビックリ! そしてそうこうしているうちに在庫はラスイチ……もう迷ってる場合じゃない!!

ということで、急いでカゴに入れて買ったのがこちら。その名も「トカチック・バスキュ~ カラバッサ(スペイン語でかぼちゃ)」である。

個人的に「はじめまして」なのだが、調べたらどうやら知る人ぞ知るバスクチーズケーキらしい。北海道の創業1947年の老舗「柳月」が手がけていて、この「カラバッサ」はコロナ禍の2021年に初登場した商品だそうな。

ちなみに「柳月」は朝ドラで話題になった「あんバタサン」を製造している会社。その名前を聞いたらピンとくる人も多いのではないだろうか。


さて、食べるには冷凍庫から冷蔵庫に移動させて約6時間待たなければいけない。北海道の老舗というだけでも期待は高まるが、十勝のものをこだわって使っているそうだから相当ハイレベルだと考えてよさそうだ。

それだけに緊張しつつ箱から取り出すと……頑丈に補強されていて丁寧に作られているのがよく分かる。まずはてっぺんのカラメル部分から見えてきて……


ここだけでも上品さが伝わってくるような色合いだ。直径およそ12センチ(高さは4センチ)と大きさはそんなにでもないものの、持つとズシリとした重みを感じる。包紙を外し、皿に乗せてみたら……うっはぁ!!


こんなのヤバいに決まっている。いかにも濃厚そうな黄色が美しく、これだけでもそこらへんのケーキと違うのがよく分かる。

それでいてこんなにもミッチミチなバスクチーズケーキ……ここに かぼちゃ も加わっているのだから、もはや優勝待ったなしだろう。

それでは実際に味わって優勝してみよう。切り分けて一口食べてみたところ……こ、これは!

こいつはウマすぎる……! ねっとりしていてクリーミーなバスクチーズケーキの時点でウマいのに、そこから濃厚なかぼちゃの甘みが加わってくるのだからまぁ犯罪的である。

そして凍っているところから解凍して食べているからか、時折シャリッとした食感があるのがまたよき。加えて隠し味として加えられているという しょうゆ がいいアクセントになっていた。

もはやどこから何を食べても美味しいとはこのこと。苦味、塩っけ、甘み……それら全体を上品にまとめているあたり、まるでオーケストラのようだった。これなら1600円するのも仕方ないだろう。

注意すべきは手が止まらないこと。パケに書かれていた「とろけるカボチャと濃厚チーズがもう!大変!」がまさしくそうで思わず半分をペロリ。危うく一発で完食してしまうところだった。

ただ、この我慢がのちに大正解。翌日になると食感の変化があって、シュワシュワしていて解凍したてと比べて違ったのだ。よって一発で完食するのはオススメしない。

なお、同商品は期間限定で売られていたのだが、柳月の通販でも購入可能。受付期間は10月26日まで(早期終了の場合あり)とのことなので、興味のある人は覗いてみてほしい。

至福の時間を過ごせることを考えたら1600円の価値はある。飛ぶように売れていたのも納得だ。

参考リンク:柳月HPPR TIMES
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼原材料などはこんな感じ

▼直径は12センチくらい。高さは4センチ

▼製造ラインではくるみを使った製品を生産しているとのこと

モバイルバージョンを終了