目の前で熱々の飴がぐーんと伸び、色が混ざり、花のように姿を変えていく──。工場見学マニアとしては、この瞬間だけでテンション爆上がりだ。さらにはできたての飴の試食も。

2025年6月にオープンした話題の “体験型アートキャンディショップ” PAPABUBBLE(パパブブレ)有楽町・ルミネストリート店

飴づくりが、まるでステージショーのように見られる「Craft Candy Theater(クラフトキャンディ・シアター)」が話題になっている。

今回は、予約なしでも参加できるお得なカット体験も楽しんできた様子とともにレポートする。

・有楽町駅すぐに魅惑のスペースが広がっている

パパブブレは2003年にバルセロナで生まれたアートキャンディショップで東京駅や羽田空港などを中心に、名古屋、大阪など全国各地に店舗がある。

目の前で金太郎飴のようなキレイな柄のキャンディが作られていく様子は、とてもかわいらしいと人気だ。

以前、東京駅で見たことはあるのだが、時間に余裕がなかったため、今回、有楽町にて思わぬリベンジとなった。


・飴カットは、衣装・お土産込みでコスパ最高

パパブブレの飴は1袋700円前後。正直安いとは言えないかもしれない……。

ただ、アニメコラボやご当地柄、限定フレーバーなど、自分へのご褒美や人へのプレゼントに喜ばれそう。

娘たちも好きそうだなぁと見ていたところ、なんと当日受付でキャンディのカット体験ができるということを発見。

キャンディ2袋分のカット体験ができて、価格は1650円。

飴代を考えると、実質数百円で体験ができる、というリーズナブルさ。それならやってみたい! と即決で申し込みをした。

用意された衣装に着替えて、いざ!

・きれいにカットするのは、意外とむずかしい

スタッフさんに工具の使い方を教えてもらいながら、早速実践。

せっかくなので断面をキレイにカットしたい……が、垂直に切るのが意外と難しい。

これは、スタッフさんの実演時の様子だが、理想はこんな感じ。(あえてスローにしているが、実際はもっと早い)

ここまで上手くなできないが、ひたすらサクサク切る感触が最高に快感で楽しい!!!

横で、スタッフさんが「上手! リズムよく!」とノセてくれるので、よい気分であっという間に2本をカットし終えた。

完成後は、袋に入れて持ち帰ることができる。ちなみに柄や味は当日のお楽しみ。

・飴ライブ始まるよー

体験を終え、ふと目線を上にやると、「NEXT SHOW TIME」の文字。

タイミングよく、まもなく実演ショーが始まるらしい。

そう! ワクワクしなくちゃお菓子じゃない、のキャッチコピーのパパブブレの目玉のひとつがこのショーだ。

でもまさか、こんな都会のど真ん中で作ってないだろう、カット作業のみだろう……と思っていたら、甘い香りが漂ってくるじゃないか!

後ろの寸胴鍋で温めた飴を伸ばすところからスタート。

目の前で職人さんが色を調合し、伸ばしていく。

こんな風に作られていたのか!

途中、壁のフックを使ってキャンディを伸ばしたり、空気を含ませて食感を調整したり。その過程を見ているだけでワクワクが止まらない。

そして、飴を花のような形に仕上げていく様はまさに職人芸。

この日は猛暑日だったが、店頭の製造スペースではスタッフさんが汗を光らせながら頑張っていた。自然と観客も集まり「頑張れー」と声がかかる。

飴を細く伸ばしていくところも、見所!!!

そして完成したのは、白い花びら模様のキャンディ。

中心には細かい格子模様が入り、まるでアート作品のよう。作りたての飴も試食できるのだが、一連のストーリーを通じて感慨深い味がした。

・まとめ

パパブブレ有楽町ルミネストリート店は、五感で楽しむキャンディ劇場として、「身近な社会科見学」として大満喫できる場所だった。

気づけばこのお店に1時間近く滞在していたし、また機会があれば見たいと心から思う。

作り始める時間は状況に応じてであり、明確には定まっていないので、気になった方はスタッフさんに聞くのも一つの手だ。

ちなみに、タイミングよく、LINEのお友達登録やオープン記念でたくさんキャンディのノベルティもいただいた。

まだまだ、キャンディに心奪われる日々が続きそうだ。

・今回訪れた店舗の詳細

店名 PAPABUBBLE(パパブブレ)ルミネ有楽町店
住所 東京都千代田区有楽町2丁目9−1 ルミネ有楽町 ルミネストリート
時間 11:00~21:00

参考リンク:PAPABUBBLE(パパブブレ)
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
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