“バーガーチェーンの尖り枠” ことドムドムバーガーから、またもや尋常じゃない新商品が登場した。その名も『スーパー戦隊バーガー』

昭和のヒーローものの代名詞とも言える「秘密戦隊ゴレンジャー」をイメージしたという、5色の食材を使ったこのメニュー。

「なぜゴレンジャー?」という疑問も残るが、メニュー名に「戦隊」とつくハンバーガーなど、世界中探してもドムドムくらいしか見当たらないはず。これは食べずにはいられない! というわけで、さっそく店舗に向かった──。

・赤い包装紙から現れた謎の物体

私(耕平)が今回訪問したのは「ドムドムバーガー東大島店」


店舗に到着すると、さっそく『スーパー戦隊バーガー』のポスターが目に飛び込んできた。


価格は単品で税込890円、セットで1290円。レジで注文してからおよそ5分ほど待つと、呼び出しベルが鳴り、ついに噂の新メニューが目の前に現れた。


まず目を引くのは、真っ赤な包装紙。これだけでも普通のハンバーガーとは違う雰囲気を醸し出している。包装紙をおそるおそる開けてみると……


バンズが赤い!


確かに「アカレンジャー役:レッドバンズ」と銘打っているだけあって、上下のバンズが鮮やかな赤色に染まっている。これだけでも十分にインパクト抜群だが、ドムドムの真骨頂はここからだった。


・5色のバーガー

バンズを開けてみると、そこには想像の斜め上を行った光景が広がっていた。まず目に飛び込んでくるのは、鮮やかなブルーのチェダーチーズ。

「アオレンジャー役:ブルーチェダーチーズ」の存在感は圧倒的だ。


さらにその下を覗くと、ジューシーなパティの上にはピンク色のトマトソースが塗られている。「モモレンジャー役:ピンクトマトソース」というハーブ入りのソースが、パティ全体をコーティングしているのだ。


そして中央には「キレンジャー役:目玉焼き」が黄色い輝きを放ち、「ミドレンジャー役:レタス」が緑の彩りを添えている。


5色のハンバーガーなんて、バーガー界の歴史を振り返ってもお目にかかったことがない気がする。ドムドムの十八番とも言える、具がデカすぎてバーガーからハミ出てしまう通称 “ハミドム” とは、また違うインパクトのビジュアル。これぞドムドムが追求する「尖り」の極致だろう。



・味は過去最高レベルの正統派

それでは、さっそく実食。まずは一口……


えっ? 想像以上に美味い!


いや、美味いどころの話ではない。これは期待を良い意味で裏切る、かなり完成度の高い仕上がりだ。ドムドムといえば、『おさつサーモンバーガー』『梨のダブルてりやきバーガー』など、一風変わった食材を使うことで話題を集めてきた。

今回の『スーパー戦隊バーガー』も例に漏れず、見た目のインパクトは抜群だが、味は驚くほど正統派。特に「アオレンジャー」「キレンジャー」「モモレンジャー」の三位一体の融合が絶妙で、ダブルパティの旨みを最大限に引き出している。


ブルーチェダーチーズのコクと、ハーブ入りピンクトマトソースの爽やかな酸味、そこに目玉焼きのまろやかさが加わって、口の中で見事にハーモニーを奏でる。レタスのシャキシャキ感も良いアクセントになっていた。



ナイフで真っ二つに切ってみると、5色の層がくっきりと現れる。


断面を見る限り、お世辞にも食欲をそそるビジュアルとは言えないが、味は過去のドムドムメニューの中でも上位に入ると断言できる。


・これぞドムドムクオリティ

『スーパー戦隊バーガー』を完食して改めて思う。今回もドムドムは期待を裏切らないメニューを提供してくれた、と。

見た目のインパクトだけに頼らず、味の完成度もしっかりと追求している点は、さすがドムドムと言わざるを得ない。「食べ応えのあるダブルパティの『強さ』と、見た目に反した味の『優しさ』でヒーローを表現しました」という商品コンセプトも、たしかに納得できる仕上がりだった。


期間限定メニューということなので、もしドムドムの店舗を見かけたら、ぜひ一度このバーガー界のヒーローと呼べるかもしれないメニューを堪能してみてはいかがだろうか?

参考リンク:ドムドムバーガー 
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.
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