9月に入り、今年も各地で月見戦争が勃発している。タマゴなんて通年であるはずなのに、なぜかこの季節になると食べたいという気持ちにさせられるんだよな。完全に企業の掌(てのひら)の上で踊らされている自覚はあるぞ……。

さてまずはどこの商品を食べようかな〜なんて調べていたら、今年からビアードパパが月見商戦に加わったとの情報が入ってきた。ビアードパパといえばシュークリームのお店であるが……シュークリームで月見ってそれどんな感じなの?


・ビアードパパ初「月見シュー」

月見商品というと、卵が挟まったり黄身が乗ったりするものが思い浮かぶだろうが、「お餅」が使われているものも月見商品の範疇に入る。マックの月見パイとかね。

今回登場したビアードパパの「月見シュー(280円)」も、お餅が使われた月見スイーツとなっている。なんならカスタードクリームにもタマゴがガッツリ使われているから、他企業よりもむしろ純度の高い月見商品と言えるだろう。

シュークリームというと中に何かが入っているイメージだったから、なんだかこういったビジュアルは新鮮だな。上部の白い部分がお餅で、真ん中部分がカスタードクリームなのだろう。満月みたいな見た目をしている……!


切ってみると思いのほかクリームがしっかり入っていて、ちゃんと「シュークリーム」なんだと再認識できた。

ただ、周りはシュー生地というよりはタルト生地みたいで、ザクザクとしたたまご感のあるクッキーみたいな味。その影響か、みんなが想像するようなシュークリーム感は薄めかも。でも、スイーツとしてはめちゃくちゃおいしい……!

そして上部のおもちが良いね。ふわとろのやわらかさで、すあまのようにふんわり甘い。1センチ弱くらいの厚みがあるので、もっちり感がしっかり味わえるぞ。



・新感覚月見スイーツ

「月見シュー」かなり良い……! 各企業の月見スイーツもおいしいけれど、スイーツ専門店が作るスイーツはやっぱり間違いないおいしさだった。

長年月見商戦を繰り広げてきた企業と比べてしまうとまだそこまで認知されていないだろうが、新たな「月見スイーツ」として覇権を取れそうなくらい、ビジュアルも味も完成されていた。さすが試行錯誤の末に完成した商品だけあるな。

おもちのもちもち感、生地のザクザク感、そしてクリームのトロトロ感……その3つを1口で味わえる、幸多きスイーツに仕上がっていたので、お月見ムーブに乗っかりたい方は是非お試しあれ! 販売期間は9月末までなのでお早めに。


参考リンク:ビアードパパ
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.

▼2025年9月1日〜9月30日まで販売されている期間限定シューはこちらの3種。森永ミルクキャラメルシューは再登場みたいだな

▼月見パイと同じく新登場の「ほうじ茶シュー(280円)」も食べてみた。クリームに容赦なくほうじ茶が練り込まれていてすごい。甘すぎないスイーツが好みの方にオススメ!