
もしかして、今、京都醤油系ラーメンの波が来てる? というのも、相次いで2025年6月に大量閉店した、京都発祥『天下一品』の跡地に「東京背脂黒醤油ラーメン」をうたう『伍福軒』が10店舗同時にオープンした。
東京背脂と言いながら、その見た目も味も京都の醤油系の代名詞とも言える『新福菜館』に近いと言われている。独自性を打ち出したい狙いがあるのだろうが、見た目からして似ている以上、京都醤油を参考にしたと考えるのが妥当だ。少なくともその影響は受けているはず。
そんななか、7月30日に中野に同じく新福菜館にルーツを持つ秋田発祥の『末廣ラーメン本舗』がオープンしていた。また京都醤油系!? これはもう京都醤油系の波が来ていると言っても言いすぎではないかも……。
・新福菜館の系譜
伍福軒は天下一品の跡地に、7月15・16日の両日に10店舗同時にオープンしている。「新福菜館をモデルにしている」との声がある一方で、卓上にたくあんが置かれていることから「『魁力屋』をモデルにしているのでは?」という意見もあった。
いずれにしても、京都系の影響はありそう。「東京背脂黒醤油ラーメン」を標榜しているが、醤油ベースの黒いスープと黒いやきめしは、参考にしたと見る方が自然だ。
さて、今回紹介する末廣ラーメン本舗は、秋田・青森を中心に店舗を展開しており、都内では高田馬場と新橋にすでに出店している。中野のお店は都内3店舗目だ。
入口の暖簾には「昭和13年創業 屋台中華そば」と書かれており、その下に「贈 新福菜館本店より」と記載されている。実は末廣ラーメン本舗の創業者は、新福菜館で修行してその味を継承して、東北で合う形に改良したそうだ。公式サイトにはこうある。
「末廣ラーメン本舗は京都駅前の屋台『新福菜館』が発祥の中華そば専門店です」
秋田に本店を構えているが、その大元は京都にあるとハッキリ記しているのだ。この暖簾を見れば、二者のつながりがとても深いことがよくわかる。
・味は新福菜館に近いのか?
メニューは中華そばのみかと思いきや、バリエーションは意外と豊富で、末廣中華そば・チャーシュー麺・煮干し中華・塩中華そば・塩バター・あさり醤油・あさり醤油バターの7種も用意されている。
新福菜館と同じくヤキメシもある。トッピングに黄身をのせたヤキメシ、それから玉子かけご飯も提供している。
注文したのは、末廣中華そば並盛のヤキメシ黄身のせ(ハーフサイズ)セット(税込1530円)である。
参考までに、2014年に編集部の和才が、新福菜館本店を訪ねた時の中華そば・やきめしの写真と見比べてみると、中華そばもやきめしも似てはいるが、末廣は独自の進化を遂げている気がする。少なくともスープは新福菜館の方が黒い。
同じく参考に、伍福軒を見比べるとこんな感じ。
魁力屋はこんな感じだ。
こうして見比べてみると、やはり伍福軒は新福菜館の影響を受けてそうだな。
あらためて末廣の中華そばを見てみると、スープの色が新福菜館とは全然違う。店内照明や撮影したスマホの影響もあるだろうが、黒ではなく黄色い気がする。さて、味はどうだろう?
ちなみにこのお店、麺を注文すると卓上にネギの丼ぶりが置かれる。これは好きなだけ使って良いトッピングだ。店内を見渡すと、他の客の前にも同様に置かれている。1人1丼ぶり分、ネギを使えるということらしい。とはいえ、全部使う気はないのだが。
トングでしっかりつまんで、5回分ネギを投下。この中華そばにはネギが合うはず。そう考えて、多めに盛ってみた。
スープを飲んでみると、醤油ベースであるものの塩辛さはなく、肉と野菜の自然な甘さがあって、口当たりはまろやかだ。私(佐藤)は新福菜館を訪ねたことはないけど、伍福軒には行っている。伍福軒の味は、どちらかといえば醤油の辛さが強く、さらにニンニクの香味も強い。「力強い」といえば良い言い方で、好みの分かれる味の強さがある。
それに比べると末廣は優しく、思わず飲み干したくなるような、いわゆる中毒性を感じる。
麺は細めのストレートで、ラーメンというよりやはり中華そば、昔ながらの庶民的な味だ。豚骨を使わずに豚肉を使っているそうで、臭みはなく、全体的に繊細でやわらかい味に仕上がっている。
セットのヤキメシは基本的にハーフサイズ(1/2)だが、これでも十分量がある。レギュラーサイズのヤキメシはかなりの量なのではないだろうか。黒いヤキメシに真っ黄色の卵黄がよく映えている。
まずはそのまま頂きましょう。ほのかに香る醤油と、口に入れるとパラリとほどける米粒。中華そば同様に、どことなく上品さを覚える。押しつけがましくないこの味は、「京都発祥」といわれて納得できるものがある。
黄身を崩すと見た目にも楽しい。黒と黄色のエクスターである。
ただ、個人的には少しばかり醤油の香ばしさの妨げになるように感じた。黄身があってももちろん美味いし、写真映えするのは確かなんだけど。
ということで、少しずつではあるが京都醤油系のラーメン店が、都内で増えつつある。今年から来年にかけて、トレンドになっていくのだろうか? 気になるところである。
・今回訪問した店舗の情報
店名 末廣ラーメン本舗 中野分店
住所 東京都中野区中野5-59-10
時間 10:00~翌4:00
定休日 なし
佐藤英典

















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