
スーツを着て働くほとんどの男性が、その評判を耳にしたことがあったり、実際に愛用しているであろう、アシックス商事の伝説「RUNWALK(ランウォーク)」。
日本で最も快適なビジネスシューズブランドの1つだと思うが、2025年7月10日から、11年ぶりにリニューアルされた「RUNWALK 7」が発売される!
サラリーマン時代に私の足を救ったランウォークが……!? こうしてはいられない。7月3日に開催された発表会に参加し凄さを体験してみたが……いいぞこれは!!
・すでに凄かった
コロナ禍で増えた在宅勤務などにより、もしかしたら若い層は、かつてほど耳にしたり目にしたりする頻度が減っているかもしれない。
アシックスのランウォークは、アシックスが1994年から販売している革靴のシリーズだ。おじさんな私が子供のころから、すでに高い評判を得ていたレジェンド。
私もかつてサラリーマンだったころに、快適すぎてこれしかないとまで思っていた。
基本的にビジネスシューズは、見た目のフォーマル感が第一で、機能面や快適さは二の次、三の次というところがあると思う。
オーダーメイドでもすれば話は別だろうが、1年の70%以上の日数を晴れでも雨でも雪でも毎日履き、歩いたり走ったりするのだ。
文字通りに “履き潰す” ようなビジネスマン的な使い方をするのに、毎回オーダーメイドなどできるものではない。
革靴ゆえの足の痛みや疲れは、気合と根性と慣れで何とかするもの……それが労働者の人生。そんな苦しみに満ちた宿命を変えてくれるのがランウォークだ!
私が履いていたのは2010年くらいなので、世代的にはランウォーク4か5だったもよう。私より年上のおじさんたちが、皆いいというので買ってみたところ、まあ軽いし、歩みが軽やかになること。
それは革命的な衝撃だった。足からくる疲労が軽減されると、体全体の疲労が軽減されるものだ。労働まみれの過酷な平日を経て休日に残せる体力が、その辺のビジネスシューズとは比較にならない。
・進化
そのランウォークの進化だ。気になるというものだろう。やってきたのは「アシックスランウォーク 銀座」。
発表会にはアシックス商事の代表取締役社長 小林淳二氏と、ウォーキングプロダクト部本部長 松尾大氏も登場。ようし、機能や構造について詳しく聞いてみよう。
お二人によると、「RUNWALK 7」のコンセプトは、「品格と機能美の追求」だそう。なるほど、機能でこれ以上何を追求するのかは詳しく聞く必要があるが、品格は、なんとなくわかる。
ランウォークシリーズは機能面に関してはレジェンド級の評判だ。しかし高級感がトレードオフされてる感はあった。
まあスニーカーみたいな走りやすさや、革靴らしからぬ耐水性だとか、本来はフォーマルな革靴に求めるものではない機能だし。不満はなく、納得していたが。
・品格
現時点での「RUNWALK 7」は、3つのグレードで展開するそう。最上位が「RUNWALK 7 LS」。アッパーにはフランス原産のキップレザーを採用!
日本の職人が仕上げたメイドインジャパンの品。細かいステッチや絶妙なフォルム。これは確かに、ランウォークには見えない。
その下位に、イタリアンレザーのアッパーと、ライニングにゴアテックスを使用した海外製の「RUNWALK 7 TS GTX」。そして天然皮革とゴアテックスの「RUNWALK 7 BS GTX」が続く。
最上位のLSにゴアテックスが使用されていないのは、素材の性質上、職人の手作業には導入し辛いなどの理由があるもよう。
細かい仕様の違いは公式HPをご覧いただくとして、説明を受けた印象としては、LSは品格が極まったもので、TSは機能と品格の良いところ取り。そして価格を抑えたコスパのBSといった感じか。
ちなみに、PR TIMESによると「RUNWALK 7」のメーカー希望小売価格は2万9700円から4万9500円とのこと。
・機能
では機能はどうなのか? 「RUNWALK 7 LS」をモデルに紹介しよう。まずソールの構造がこんな感じ。
アシックスの競技用のスニーカーなどに使われる素材や技術が反映されたものだが、まず注目すべきは踵に仕込まれた「fuzeGEL」だろう。
ウォーキングプロダクト部本部長の松尾氏によると、従来のランウォークの踵には、丸い形状の衝撃緩衝材「GEL」が仕込まれていたそう。そいつが踵骨からの衝撃をピンポイントで緩和する的なスタイル。
「RUNWALK 7」では踵の広い範囲で、軽量化した新素材「fuzeGEL」を搭載。ヒール外周のラバー内部に見えているのがそれだ。
試しに指で押したらフニフニとヒール自体がよくたわむ。クッション性と反発性がアップしているのは確かだろう。N社の空気が入ったランニングシューズみたいだな。
続いて注目なのが、内部に仕込まれたトラスティックシャンクという板状のパーツ。LSとTSに搭載されている。
最近のプロ用のランニングシューズにはカーボン製の板が仕込まれていてよく跳ねるという話だが、仕組みはそれと同じようなものらしい。
ビジネスシーンでよく跳ねる必要はないので、素材はスマホのソフトケースなどにも採用される、耐久性と弾力を持つTPU。
足裏のちょうど中腹辺り、裏から見るとひし形になっている部分が厚くなっており、足のねじれを軽減して歩行の安定性を高めるそう。
すり減りやすい部分に摩耗耐性の高いAHAR(エーハー)ラバーを採用し、LSはオールソール交換対応。長く使い続けられる仕様だ!
すでに神だったランウォークが、ガチにさらなる進化を遂げている! 会場でも少し試して履かせてもらったが、まず軽さは相変わらず神!
靴と言う異物を装着しているというよりは、一体化した外骨格みたいな歩きやすさ!! 短時間での試着だが、こいつは快適だ……。
歩きまくるビジネスパーソンにとって「RUNWALK 7」は素晴らしい装備になるだろう。あとは長時間歩いたらどうなるかだが……実は「RUNWALK 7 TS GTX」を一足提供して頂けた。
近々予定されている、酷暑の中で機材を担いで早朝から夕方まで歩きっぱなし・立ちっぱなしの過酷な現場に履いていき、性能をガチ検証しようと思う。
参考リンク:RUNWALK 7(ランウォーク7)、PR TIMES
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
江川資具










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