先日、大宮駅の構内を歩いていたとき、ふと目に入ったシャトレーゼの看板。「先行限定発売 純生バウムクーヘン」という文字が大きく掲げられていた。

乗り換えであまり時間がなかったのだが、「先行」「限定」「純生」というワードの並びに抗えず、気づけば店内へ足を踏み入れていた。

・見つけたらラッキーかもしれない

この「純生バウムクーヘン」は全国で100店舗限定で先行発売されているとのこと。

シャトレーゼは、2025年7月現在国内だけで800店舗以上ある。仮に800店舗だとしたら、単純計算で8分の1程度。これは、コインを3回投げて全て表が出る確率レベルのレア度らしい。

店頭ではちょうどスタッフさんが品出し中だったので、いつから販売しているのか聞いてみると「6月18日から、一部店舗での先行販売としてスタートしました」とのこと。

しかし、商品ページは公式サイトにも出ておらず、どこで販売されているのか、どんな商品なのか、今度どのように展開していくのか……といった詳しい情報は、ネット検索でも見つからなかった。

いまのところ、シャトレーゼの中でもかなり謎多き存在のようだ。

ただ、店内の商品ポップから、1つ270円ということ、北海道産の純生クリームを使用していること、バウムクーヘンがやわらかいということはわかった。



・見た目と味の印象

とりあえず2つ購入。

持ち帰ってサイズを計測してみると、直径10cm弱

上から見ると大きめのバウムクーヘンのように見えるのだが、横から見ると意外と薄い

実際に食べてみると……

バウム生地はしっとりとしていて、口どけがやわらかい。水分が多めで、一般的なバウムクーヘンにありがちなパサつきは感じられない。

軽やかでミルキーなクリームはバウムクーヘンとの相性も抜群で、甘すぎず、おいしい。

派手さはないが、落ち着いた味わい。ひと言でまとめるなら、「素直に美味しいバウムクーヘン」だ。


・8分の1の確率にアナタは勝てるか

2025年6月末時点で、公式から販売店舗のリストは発表されていない。

私が購入した大宮駅東口店以外の店舗での販売情報をSNSなどでチェックすると、「伊那ナイスロード店」をはじめいくつかがヒットする。


情報が少なく、どこで買えるのかもはっきりしない「純生バウムクーヘン」。しかし、実際に食べてみた印象は上々で、「先行販売」という言葉に頼らなくても十分に勝負できる実力を感じた。

気になる方は、近所のシャトレーゼで冷蔵スイーツコーナーをぜひチェックしてみてほしい。もし見つけられたらラッキー! 

それはきっと、あなたがその日、コイントスで3回とも表が出るくらいの運勢(?)だったということかもしれない。

参考リンク:シャトレーゼ
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.

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