
若者の車離れが囁かれる今日この頃。私(中澤)的にも足としての車の存在感は薄いと言わざるを得ない。「東京に住んでると車いらない」というのはよく言われることだ。
これはそれだけ公共交通機関が発達しているということなんだけど、確かに鉄道とか網の目のようである。むしろ、20年住んでも乗り間違えるくらい。そんな東京都で「秘境」と言われているのが日原(にっぱら)だ。
・東京の最果て
日本の地図を見ると、大体湾を縁取るように島の外周に大きな街があって、中はほぼ山になっている。東京も同じで、マップを見ると東京湾から伸びた街が山梨手前で完全に緑になっている。埼玉、山梨、長野、東京にまたがる秩父多摩甲斐国立公園だ。
この山の中にあるのが奥多摩町。ゆえに、奥多摩駅はただの田舎というより山中と言った方が近い。山を越え、渓谷を越えてたどり着く東京の最果てである。
・さらに山へ
その奥多摩駅からさらにバスに乗って30分山を登ったところにあるのが日原だ。先日、日原鍾乳洞に行った際にこの集落の存在を知ったんだけど、まさしく東京の最果て中の最果ての集落と言える。
建物の壁に貼られた色褪せたポスターもいつの時代のものなのか。下界と隔てられた山の上であることも相まって、時が止まっているかのような錯覚を覚えた。
・パラレルワールドみ
東京にこんな場所あるんだなあ。ちょっと歩いてみたところ、コンビニとか定食屋は当然ない……っていうか、店は全部開いてないんだけど、そもそもなんかよく分からない店名が目につく。「山崎珍石店」とは?
八百屋とかはないのに。ボタンの掛け違いみたいな違和感というか、うっすら漂う生活感の無さがパラレルワールドみたいである。だが、そんな日原集落を抜けると、少し離れた山の中にポツンと売店があった。
・人里離れた売店
休憩所兼お土産屋みたいな外観だが、中に入ってみると食堂部分が広い。扱っているメニューは、牛丼、そば、うどん、ラーメン、カレーライスとオールラウンダーでメニューにも昭和の食堂感が感じられる。
おそらく、ここはこの辺りで唯一の食事スポット。そんなわけで「肉そば(税込800円)」を注文してみたところ、出てきたそばには豚バラ肉がしっかり入っている。結構ガッツリめなのが山の食堂オーラがあって良い。
それだけ豚肉が入っているので、つゆも豚肉の旨みが染み出した甘めのコクがある。つゆや具の味自体は家庭的な温かみが前面に出てるけど、そばは細めで太い田舎そばとは違うちょっと都会的な洗練が感じられた。こだわりがなさそうな割にまた食べたくなる味をしている。
何より、山の奥の小屋で食べるこの雰囲気が良い。せっかくここまで来たからにはこういうのが欲しかったのである。
・奥多摩を味わえた
そんなわけで、奥多摩を味わえた気になれたこの店。お土産コーナーには「奥多摩 手打ち生そば」も売っていたので、ひょっとしたら名物的なものなのかもしれない。
なお、この売店は日原鍾乳洞直前にある。観光客需要でここだけ生き残っているのだろうか。本日の食事の注文は15時までだったこともそれを物語っている気がした。
とは言え、こういった鍾乳洞の前って売店とかないパターンも多いので、ありがたい存在である。駅前も特に店が充実しているわけではない奥多摩だけに、貴重な補給ポイントと言えるかもしれない。
東京の最果てにあった山の中の食堂。そこのそばは全体から奥多摩を感じられるものでした。鍾乳洞に行く際はぜひ食べてみてください。
・今回紹介した店舗の情報
店名 日原鍾乳洞 売店
住所 東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
営業時間 10:00~15:00
定休日 火曜日
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼ナルト乗ってるのも良い
▼つゆには豚のコクが溶けだす
中澤星児













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