福岡や東京を代表する有名な銘菓、「ひよ子」。その名前通り、小さなひよこの形をしたかわいいお饅頭だ。

────と思っていたのだが……先日福岡のひよ子メーカーである「ひよ子本舗吉野堂」の公式オンラインショップで、そのイメージを覆すひよ子が販売されているのを発見。

実際に取り寄せて自分の目で見てみたところ……これは本当に「ひよ子」なのか!?


・ひよ子……?

注文から数日後、実際に届いた商品がこちら。一見何の変哲もないひよ子のパッケージに見えるけれど、箱の蓋を開けてみると……




でっっっっっか!!!!


その名も「大ひよ子」。商品ページの説明文によると、重さはなんと普通のひよ子の約5倍だそうだ。

筆者が住んでいる新潟県に届けてもらった場合、価格は商品代の972円と送料の1485円を合わせた2457円だった。

送料は配送するエリアによってかなり変動するようなので、詳しくは公式オンラインショップの「配送・送料」のページをチェックしてみてほしい。

また、福岡では一部の店舗で直接販売をしていることもあるそうだ。


大ひよ子を普通のひよ子と並べてみるとこんな感じ。あまりにもサイズが違いすぎるな……

大ひよ子ってもしかして「ひよこ」じゃなくて「にわとり」なのでは? と錯覚するくらいの体格差だった。


ちなみに大ひよ子はカロリーも規格外。普通のひよ子が一個あたり約110kcalなのに対して……


大ひよ子は一個あたり約552kcal。

なお、これはマクドナルドの「ビッグマック(525kcal)」や「ダブルチーズバーガー(459kcal)」よりも大きい数字である。強い。



・実食

その見た目を十分に堪能したところで、いよいよ味を確かめていこう。

こんなに大きなひよ子を見る機会なんてなかなかないから、ちょっともったいない気がするけど……食べないまま賞味期限が切れちゃったら、もっともったいないもんな。


まずは普通のひよ子から。

口の中に入れてみると、ふわふわの皮優しい甘さの白あんが混ざり合って、なんだかほっと一息つきたくなる。

ひよ子ってやっぱりおいしいなぁ……ちなみに筆者には昔あんこが苦手だったのだが、このお菓子がきっかけで食べられるようになったという思い出がある。ありがとうひよ子。


普通のひよ子の味を覚えているうちに、大ひよ子もいただいてみよう。さすがにこの量を一度に食べきれる自信はなかったので……


尻尾の方をちょっとだけカットさせてもらった。ごめん。


断面を見てみると、中には白あんがみっちり詰まっている。約5倍の重さの理由はこれか──……!


カットした尻尾を口の中に入れてみると……うん、さっきと同じ味だ!!


それもそのはず。原材料の欄を見てみたところ、両方のひよ子はまったく同じ材料でできていた。

だけど、普通のひよ子と比べて圧倒的に白あんの面積が大きい分、大ひよ子の方が白あんのほろほろとした食感や濃厚な甘さを感じやすくなっている気がする。

このあと数日かけて完食したけれど、1個食べただけで1年分のひよ子を食べたくらいの満足感があった。



・忘れられないお土産になりそう

ひよ子をお土産としてもらったことがある人は多いかと思う。

だけど同じひよ子でも、箱を開けてこの大ひよ子が出てきたらインパクトが強すぎてしばらく忘れられない気がするな。

見た目も味も食べ応えも大満足間違いなしの「大ひよ子」。もし福岡で見つけられたら、是非お土産候補に加えてみてはいかがだろうか。

参考リンク:ひよ子オンラインショップ
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

▼大ひよ子が大きすぎてスマホみたいな持ち方になった

▼普通のひよ子が5個入っている箱と大ひよ子が入っている箱を並べてみたところ

▼2025年6月10日に届いた商品の賞味期限は大ひよ子が2025年6月15日、普通のひよ子が2025年6月26日だった