日高屋といえば中華なので、親子丼のイメージは全くないかもしれない。しかしながら、実は日高屋に親子丼がある。

正確に言えば「なんちゃって親子丼」なのだが、日高屋で食べられることは間違いない。その証拠に、公式が以下のような投稿をしているぞ。

・いきなり発表

もったいぶるほどのことではないので、いきなり発表してしまおう。日高屋で親子丼を食べる方法とは……



そう、「やきとり丼」の上に「温泉卵」をライドオンすればOK! あとは温泉卵の黄身を割れば完成だ。ちなみに、やきとり丼は320円で温泉卵は120円だから合計440円


2025年2月25日時点で なか卯の親子丼は並盛で450円なので、日高屋の親子丼の方が安いってことになる……が! それぞれを食べ比べてみたところ、両者には明確に差があることに気づいた。



・なか卯の親子丼とどう違う?

まず、親子丼のボリュームとしてはどう見ても「なか卯」の方が上。牛丼チェーンのサイズ感で言うと、なか卯が並なら日高屋はミニといった感じか。

また、そもそも「なか卯」と「日高屋」とでは親子丼の系統が異なる。卵でとじた正当派の親子丼である「なか卯」に対して、「日高屋」は温泉卵を崩しただけ。


卵の存在感、あるいは素材全体の調和という点で考えても「なか卯」に軍配が挙がるように思う。


しかし、「これは明らかに日高屋の方が上だな」というポイントもあった。何かというと……


肉々しさ!


日高屋の方が丼全体の総量に対して鶏肉の割合が多いことに加えて、もともと焼き鳥だから肉自体の香ばしさもある。肉自体の存在感重視する人にとっては、日高屋の親子丼の方が魅力的かもしれない。


さらに、日高屋公式Xの投稿にもあるように、「醤油」と「ラー油」で味変できるってのもポイント。実際にやってみたが、味が締まってレベルが数段上がった印象。たしかに、美味さが爆発していた。

一方、なか卯の親子丼は完成されているがゆえに、卓上調味料で味変してもそこまで大きく変わらなさそう……。



と、日高屋・なか卯それぞれの親子丼について語ってきたが、先に述べたようにそもそも2つは全く系統が違う。

言ってみれば、「鮭の塩焼き」と「スモークサーモン」くらい違うので、どっちが美味しいかを論じることが無意味なようにも思える。こればっかりは、実際に食べる方が早いだろう。

なお、「日高屋」のやきとり丼はラーメンや餃子とセットで注文することもできる。その際に温泉卵を追加すれば、親子丼にトランスフォーム可。


そこまで高いわけでもないから、気になった人は是非!

参考リンク:X @hidakaya_tweet、なか卯「メニュー
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼日高屋の投稿