売れるものは高くなる。そんな事例を何度も見て来たせいか、大々的に売り出されるものよりこっそり販売されているものの方に心が惹かれてしまう。
というわけで、くら寿司が数量限定でこっそり販売していた「2025新春福袋B」を購入してみたら、人気のアレがめっちゃ入っている! 大きな声では言えないけれど、これはなかなかコスパが良いかもしれない。そこで計算してみたところ……ほぼ半額やん!!
・くら寿司ファン歓喜
例年、福袋よりもおせちの方が存在感を発揮している回転寿司チェーン界隈。そんな中で、2024年12月26日から2025年1月6日まで注文を受け付けていたのがくら寿司の新春福袋だ。購入ページには1月7日から発送が開始されることが記載されていたが、それが1月8日に届いた形である。
A、B、C、Dと4種類あって、寿司の詰め合わせからデザートまでバラエティーに富んだ内容となっているこの福袋。私がBを選んだのには理由がある。海鮮やデザート、棒寿司が何種類も詰め合わせされているA、B、Cに比べて、Bはある1種類の品一辺倒で攻めているのだ。その品というのが……
うなぎの蒲焼。
くら寿司が平日限定で販売しているうな丼に乗っているアレだ。平日限定ゆえ、知る人ぞ知る存在だと思うけど、くら寿司のうな丼が肉厚で普通にウマイことはくら寿司ファンの間ではよく知られている。うどんが実は激ウマであることと同じくらい有名だ。
・待てよ
その証拠に、うなぎの蒲焼はくら寿司の通販で人気No.1の一品らしい。パックの原産国名には中華人民共和国とバッチリ書かれているけど、それを厭わない味ゆえの成績と言えるのではないだろうか。
「新春福袋B」はそんなうなぎの蒲焼が24食分入って税込9880円。って待てよ? 9880円で24食分ってことは計算すると……
1食411円! シンプルにうな丼として見ても激安なことは言うまでもないけれど、くら寿司のうな丼が1杯780円なので、店頭価格からもほぼ半額になっているのである。
・大きな声では言えないが
調理してみると、湯煎かレンチンで解凍してご飯に乗せるだけだからすぐにうな丼が完成した。タレと山椒もついているから、実際に食べてみても、くら寿司で食べるうな丼とそん色ない味。肉厚でジューシーな鰻は食べごたえもあってウマイ。
ちなみに、公式通販のレギュラーセットだと6食税込3002円、12食税込5918円、18食税込8078円で販売されている。新春福袋ほどではないけれど、普通に販売されているセットもコスパが良くて通販で人気を獲得しているのも納得だ。12食より上だと500円以内には収まるようである。
とは言え、計算すると新春福袋がやはり1番安くなっていた。鰻は「中国産」という文字だけで拒絶反応を示す人が多いので大きな声では言えないが、個人的にはコスパ最高な福袋であった。1月は鰻祭じゃァァァアアア!
参考リンク:くら寿司公式通販、Amazon、楽天市場
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼タレと山椒も付属
▼2分でうな丼