数ある福袋の中でも “ゴミ王” の名を欲しいままにするヴィレヴァン福袋。我々は常々「ゴミ袋」とお伝えしているが、2025年のヴィレヴァンはついに『ごみ袋』の販売を開始してしまった。
逆ギレなのか、開き直りなのか、それともシンプルに拗ねているのか? 長きにわたるヴィレヴァン福袋史上初の問題作『ごみ袋(3850円)』には何が入っているのか? さっそく開封してみたところ……
マジか……!
ガチのゴミ袋が出て来やがった。
袋の中から出てきたのは、今や懐かしい黒いビニールのゴミ袋。というか、このタイプのゴミ袋を見たのは何年ぶりだろう? 気を取り直してゴミ袋を開封していくと……
・ヴィレヴァン ごみ袋(3850円)の中身
・ 厚いヨガマット
・ ミニ回転寿司
・ バスケットボール インザバス
・ 作って遊べる自動販売機
・ カラッとマスコット
・ ミラクルミルクチョコレート
・ Tシャツ
・ 足つぼソックス
※福袋の性質上、中身が違う場合があります。特にヴィレヴァンのごみ袋はあります。
・おや?
率直に申し上げて、ゴミ袋の内容は思いのほか悪くなかった。開封し終わった後、絶望に叩き落される福袋が今年もいくつか紛れていたことを思えば「なんなら勝ち袋」とも言えるだろう。
特に「厚いヨガマット」あたりはピンポイントで誰かに刺さるかも? お子さまがいれば「ミニ回転寿司」「作って遊べる自動販売機」「ミラクルミルクチョコレート」あたりも使えるかもしれない。
・ごみ袋の正体
実は『ごみ袋』は店舗スタッフがセレクトしたアイテムが詰め込まれており、言うなれば「昔ながらの福袋」なのである。全ての商品に値札が張られているのも妙に生々しい。
公式サイトには「みんなヴィレヴァンの福袋はごみ袋とか言うじゃん」と拗ねたような表現もあったが、それを逆手にとってごみ袋を実現させるヴィレヴァンのたくましさよ。そういうところが好きだぜ。
なので2つとして同じ『ごみ袋』は無いものと予測され、店舗ごとどころかそれぞれのごみ袋ごとに内容は違うのだろう。実際に私が購入した渋谷店のごみ袋も形がやや違っており、選ぶ楽しさがあった。
つまり『ごみ袋』の正体は、往年の福袋イズムを継承したある意味で正統派の福袋というワケ。ほぼ全ての福袋の中身が “見える化” して久しい昨今には貴重な存在といえよう。
・中身は
なお、ごみ袋に入っていた商品の総額は1万1682円だったので、軽く元は取れていた。よく見るとゴミが多いことは否定できないが、まあヴィレヴァンはそういう店だと思っていただくしかない。そこは、すまん。
とにもかくにも前代未聞の『ごみ袋』は昔ながらの福袋であった。いい企画なのでぜひ来年以降も続けて欲しい! ヴィレヴァンの『ごみ袋』に入っているのはただのゴミじゃない、ロマンのあるゴミなんだ。
参考リンク:ヴィレヴァン福袋2025
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼アパレルも。