アニメグッズの買取・販売でおなじみ『らしんばん』の前をたまたま通りかかったら福袋が売られていた。アニメにあまり造詣が深くない私であるが、2025円(税込)という価格設定に強い男気を感じたので購入を決めた。

「キャラグッズ40〜50点入り」との説明書きがあり、MAXでも1点あたり50円の計算である。中には一体、どんなゴミが……? そう思い開封したところ、あくまでもアニメ不得意者目線ではあるが「自分もアニメファンならよかったのに」と感じる程度には感銘を受けたのでご紹介したい。

・逆 誇大広告

こちらが新宿マルイアネックス店限定のらしんばん福袋。人気のオンライン福袋は1月1日販売開始とのこと。詳細はらしんばんの公式サイトをご覧ください。

いやらしくも店頭でいくつか触り比べてみた結果、モノによって中身が異なるっぽいことが確認できた……が、だからといってアタリかどうかを判断する能力があろうはずもなく、一番手前のヤツを買った。

数が多いうえアニメ不得意なため詳細を明記することは困難である。入っていたのは缶バッジ、ぬいぐるみ、スマホケース、クリアファイル、アクスタなど計55点のアニメ関連グッズ。


ん…………?


「40〜50点入り」のはずでは……!?



・有識者の見解

毎年多くの福袋を購入しているが、 “聞いていた話より中身が多い” という展開は初めてかもしれない。まぁ中身が多くて怒る人もあまりいないだろうからオッケーです!

とはいえ、あまりにアニメ知識がなさすぎるのでアニメ有識者の中澤記者に意見を求めることにしよう。今期のアニメを全部観ていることで知られる中澤記者。全55アイテムを「知ってる作品」「知らない作品」に分類してもらった。

3 : 7くらいの割合で “知らない” が多いという結果に。これは女性向け作品のグッズが多数を占めていたことが原因と考えられる。「らしんばんっぽいラインナップですね」と中澤記者談。

“知ってる” のうちわけは『呪術廻戦』『東京リベンジャーズ』『SPY × FAMILY』など私でも知ってる有名作品揃い。魔人ブウのノートとか普通に嬉しい! Among Usのスマホケースも一瞬喜んだが、「iPhone 12対応」と知って一気に始末に困った。グッズってムズいよね。

ちなみに中澤記者的アタリは『にじさんじ』の缶バッチとのこと。私は専門外なのでノーコメントです。



・アニメファンでありたかった

その他、中澤記者が “知らない” とジャッジした作品に関しては、あますところなく私も知らなかった。

どのグッズも「誰かにとっての宝物なんだろうなぁ……」という感情をしみじみと抱かせる顔つきをしている。

このアクスタなんて「知らん作品だけど家に飾ってもいいかも?」ってくらい謎にテンション上がる感じ。アニメ好きの女子なら運だめしに買ってみるべきだと思います。なんたって2025円だし。

唯一箱入りだった謎の猫キャラグッズはオール中国語表記で笑った。どういうルートで私の手元へ来たというのか。

お得な割引券までついた新宿マルイアネックス店限定のらしんばん福袋。12月27日時点ではまだ在庫があったが、数量限定なので売り切れの際は1年後にご期待ください。

参考リンク:らしんばん
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.