オートバックスの330円コーナーには地味に使えるアイテムが揃っている。買い物袋を吊るすフックやタブレットホルダー、折り畳みコンテナなどが安く手に入るのだ。やはりカー用品は専門店で揃えるのが1番かもしれない。

そんな330円コーナーで見つけたのが「トランクシート」なる商品。名前のとおり、トランクに敷いて荷物を積む際の汚れや傷から内装を守るシートのこと。キャンプやアウトドア、畑作業をしている方にオススメなのだが……330円はちょっと安すぎ。

店内には2000円〜3000円の防汚シートも売っているため、つい手を出してしまいたくなる。330円なら使い捨て感覚で使えるということだろうか。それもいいかも。ってことで、買ってみた。

・330円のトランクシート

今まで私はトランクにレジャーシートを敷き、小さなコンテナボックスに農作業グッズ(軍手や長靴など)や収穫した野菜を入れていた。キャンプに出かける時にはテントや焚き火台を入れることも。土や泥で汚れるのは当たり前である。

たまに気が向いた時に掃除機をかけていたのだが、掃除をする度に「もっと守備力の高いシートはないのか」と思っていた。

レジャーシートも使えなくはないが、景品でもらったのでサイズは小さいし真っ黒に汚れて破れている。満身創痍の中、ボロボロになるまで内装を守り続けていた……もうとっくの昔に限界を突破していたのだ。そろそろ代えてあげるべきだろう。


・オートバックスへ

しかしオートバックスで最初に見つけたのは3000円を超える防汚シート。守備力は高いのかもしれないが、勝手に1200円くらいだと想定していたので予算オーバー。そんなに高額選手だとは思っていなかった。

ホームセンターで安いブルーシートを購入するのも手だが、少し味気ない気もする……こうなったら100均で別のレジャーシートを買うか。と、諦めかけていた私の目の前に現れたのが、330円コーナーのトランクシートである。主役の登場だ。


・トランクシート

高いものと安いものの違いは、例えば車種専用(車の形状にフィット)だったり、ゴムや防水素材で耐久性が高かったり色々。100均レジャーシートはあくまでレジャーシートなのでフィットはしないし、細かい砂や泥がこぼれ落ちるため同じ道を辿ることになる。


330円トランクシートのサイズは横100センチ・縦80センチ。これが意外といいサイズ感。テキトーなレジャーシートよりもカバー範囲が広い。


しかもボタンを留めることで、シートのフチを立体的にすることが可能! 330円以上のポテンシャルを発揮している! 


クックック、これでもう砂も泥もこの高い壁を越えることは不可能だ。


・地味に使える

荷物を戻して1週間ほど経ったが、今のところ問題なし。地味なアイテムだが使い勝手はかなり良い。荷物が動いた時に留めておいたボタンが外れることもあるが、レジャーシートより遥かに守備力は高いと断言できる。

330円だから汚れたら気軽に交換できるし、このまま1年くらいは様子を見ておきたい。トランクスペースの汚れが気になる方、アウトドア用品等を詰めている方はチェックしてみてはどうだろうか。


執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.