※当記事は2021年5月10日に公開された記事で若干のチューニング、編集をほどこして再掲しています。


10年前と比較して、日常的に炭酸水を愛飲する人が増えている……気がする。インテージSRI+調べによると2020年の無糖炭酸水市場は、前年比+14.8%と順調に伸び続けているという。

私、P.K.サンジュンも数年前から家では炭酸水しか飲まない炭酸水大好きっ子で、冷蔵庫には「ウィルキンソン」が最低でも2本は入っている。そんな絶対王者「ウィルキンソン」に最強の刺客が放たれようとしている。それが日本コカ・コーラ史上最強の炭酸水『アイシー・スパーク』だ。

・絶対王者「ウィルキンソン」

個人的には「どうしてもウィルキンソンじゃなきゃダメ!」というほどのこだわりはないものの、それでもウィルキンソンの安定感は異常である。迷うことなくウィルキンソン何はともあれウィルキンソン。総合的に考えて、ウィルキンソンに勝る炭酸水には巡り合っていない。

その魅力は何といってもバチバチっと激しい強炭酸。長年にわたりウィルキンソンを飲み続けた結果、私の体は強炭酸仕様の体になっているため、生ぬるい微炭酸では満足できなくなっている。安定の強炭酸、それが絶対王者「ウィルキンソン」だ。

・最強の刺客

一方、2021年5月10日から発売された『アイシー・スパーク from カナダドライ』は、日本コカ・コーラ史上最強の強炭酸を宣言していることから「ウィルキンソン殺しの刺客」と考えていいだろう。実際のところは知らないが、ウィルキンソンの顧客をぶん取る気満々……のハズだ。

そのアイシー・スパークは「冷却スパーク技術」によって、過去最強の強炭酸を実現しているという。以下で日本コカ・コーラによる説明をご覧いただこう。


「一般に気体は、水の温度が低ければ低いほど水に溶けやすくなります。この性質に着目したのが “冷却スパーク技術” です。製造時の冷却工程を改良し、過去最高のガスボリュームの圧入に成功したことで、日本コカ・コーラ史上最強の強炭酸水が誕生しました」


……なるほど。化学的なことはよくわからないが、とにかく「冷却スパーク技術」を駆使して同社史上最強の炭酸水が完成したらしい。絶対王者「ウィルキンソン」に挑戦する資格は十分に満たしていると言えるだろう。



・いざ対決

というわけで、「ウィルキンソン」と会社に送られてきた『アイシー・スパーク』を飲み比べ! 今回は私と同じく普段から炭酸水をたしなむ当サイトのYoshioと2人で飲み比べを行った。評価の軸は2つ、「どちらの方が強炭酸か?」そして「どちらを普段飲みしたいか?」である。

まずはいつものウィルキンソンを体に馴染ませ、その後に『アイシー・スパーク』を飲んでみる。味が無いうえどちらも強炭酸がウリの商品のためジャッジは難しかったが、それでも違いはあった

で、結論を申し上げると炭酸の強さは『アイシー・スパーク』の方が上だ。炭酸の泡(?)がウィルキンソンより大きく、強炭酸どころか「荒ぶる炭酸水」と言っても言い過ぎではないほど強烈な炭酸だ。「日本コカ・コーラ史上最強の強炭酸」の名に偽りなしである。

一方で強炭酸すぎるがゆえ、やや飲みづらく感じたことも事実だ。ウィルキンソンと比べると「ノドに入って行かない」とでも言おうか? とにかくファーストコンタクトから炭酸が弾ける感覚があるので、慣れるまではそれなりに時間がかかりそうだ。

そういう意味ではペットボトルで普段飲みするならウィルキンソン、ハイボールなどの割りものにはアイシー・スパーク、といった感じで使い分けが出来るかもしれない。アイシー・スパークを飲んでみた結果、逆にウィルキンソンの完成度の高さも思い知った次第だ。

とにもかくにも、アイシー・スパークがバッキバキの強炭酸で、ウィルキンソンのライバルになり得る存在であることは間違いない。炭酸水がお好きな人ならば、1度試してみる価値があるのではなかろうか? 少なくとも「炭酸が弱い!」と感じることはないハズだ。

参照元: ウィルキンソン(Amazon楽天市場)、アイシー・スパーク(Amazon楽天市場
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.