
いやぁ……エスニック料理を取材している身からすると何とも感慨深い。ここ日本においてネパールのフードトレンドが萌芽する瞬間を目の当たりにしてしまったのだから。
かねてより大久保・新大久保エリアはエスニック料理及びネパール料理店の激戦区で、ここ最近は注目点の出店ラッシュが続いていたのだが、ここにきてJR大久保駅にモモ(ネパール風蒸し餃子)の屋台が出現。同店にネパール人が列をなしているのだ。
・SNS映えを意識したモモを提供するネパール料理店も
モモというと、鶏ひき肉や豚ひき肉などを餃子や小籠包のような皮に包み、親鶏のスープで蒸し上げるネパールを代表する料理の1つとして日本でも知名度を高めつつある。
ここ最近は色鮮やかな「レインボーモモ」や
ピザの具材にモモを使用した「ピザモモ」なんていうSNS映えを意識したメニューを提供する店も増加傾向にある。
そんな中にあって約1ヶ月前に大久保駅前に開業したのがモモ屋台(スタンド)「タパリモモ(TAPARI MOMO)」だ。映えるモモが続々と誕生する中、ストイックに1種のモモのみを提供している。
エスニック好きの間ではにわかに話題になっていた同店。週1~2回は大久保界隈を物色している筆者も「タパリモモ」のことは認識しており、「近いうちに取材しよう」とチェックしていた。
ちなみにこれは土曜の昼12時前後。別件に取材に行く前に撮影した写真だ。ネパール人だと思われる男性がタパリモモで購入したモモを店の前で頬張っている。
それがどうだろう……
翌日の日曜18時30分に足を運んだらこの行列! しかも全員ネパール人(おそらく)という様相なのだ。
ここ日本において、ネパール人がこれほどまでに列をなす様子を目にしたことがない。彼らも日本人のエスニック好きと同様に、いや、それ以上だろう。周囲からの口コミを耳にして同店に足を運んだのだろう。
「近いうちに取材しよう」などとぼんやり考えている場合ではない。ネパール人のための、ネパール人によるフードトレンドがここ日本で開花した瞬間と言えるだろう。一刻も早く行列に加わって同店のモモを食べる必要があると痛感させられた。
というわけで行列に加わることに。
この画像からもご理解いただけると思うが、本当に大久保駅北口の目と鼻の先。徒歩3秒もかからないのではないか。
・アジアの屋台文化を体現! ローカル感全開の「モモ屋台」
モモの蒸し具合にもよるのだろうが、行列は着実に進んでいく。
購入したお客さんたちは店の対面の高架下周辺で熱々のモモを頬張る。完食までの時間はわずか数分。まさにアジアの屋台文化を体現している。
店名の「タパリモモ」の所以たるのがこの葉っぱでできた皿。ネパールではこういった “葉皿” のことを「タパリ」と言うようだ。
店員さんに「日本で作っているんですか?」と尋ねてみたところ、ネパールから取り寄せているというからそのこだわりようが垣間見える。
忙しい時間帯は屋台スタンド中の店員さんが蒸しとソースをかける担当。スタンド外の店員さんが盛りつけを担当するという分業制のようだ。
スタンド外の店員さんによると、餡に使用しているのは鶏ひき肉。シェフはネパールの首都・カトマンズ出身とのこと。
そして、このモモ屋台はケバブ屋を挟んで隣接するネパール料理店「バジェコ・セクワ・ガル(BAJEKO SEKUWA GHAR)」とオーナーが同じだというから同店にも近々足を運ばないとならないだろう。
行列に並んでから約10分。ついに購入できたのが葉皿で提供されたこの「タパリモモ」。実直な料理だが、葉皿がエコでオーガニックな雰囲気をまとっていてSNS映えもする。
そして、小ぶりながら6つもモモが入って500円はかなりお買い得。オレンジ色のソースがたっぷりというかどっぷりとかけられている。
・気になる味は……
モモは蒸したてだから当然ながら熱々。「ホフホフ」と頬張ると……餡は鶏肉だからさっぱりとしていながら、しっかりとスパイス感がある。
オレンジ色のソースはネパール料理店で食べるモモのソースと同様にトマトを感じるが、かなりシャバシャバで結構辛め設定。シャバシャバにしているのは皮にも餡にも浸透しやすいからなのかもしれない。
大久保といえば、韓国のトレンドフードの食べ歩きが若者を中心に人気だが、タパリモモをきっかけにネパール料理の食べ歩きも流行する──なんて未来もあるのかもしれない。そんなことを思わせてくれるほどの盛況ぶりだった。
・今回訪問した店舗の情報
店名 タパリモモ(TAPARI MOMO)
住所 東京都新宿区百人町1-20-14
営業時間 11:00〜23:00
定休日 無休
執筆:ダルバート研究家・田中ケッチャム
Photo:RocketNews24
▼鍋の各段に時間差で投入されるモモ。それでもネパール人の行列に追いつけないほど大盛況。
▼店の前には食べ終えた葉皿を捨てるゴミ袋も設置されている。この画像1枚からも同店がいかにネパール人から注目されているかが垣間見える。
田中ケッチャム














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