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【意外】人生で初めて『からやま』に行ったら、正直「かつや」より全然好きだった

2024年11月4日

みなさんは『からやま』をご存じだろうか? 公式サイトによると『からやま』は全国122店舗を展開するから揚げの専門店で、あの『かつや』と同じアークランドサービスホールディングス系統のお店だ。

つい先日のこと。人生で初めて『からやま』で食事をした私は、ストレートにこう思った……「かつやよりいいじゃん」「なぜもっと増えないのか?」と。

・都心にはほぼない

からやまの存在を知りつつも、これまで私が同店を訪れなかった理由はただ1つ「近所に無いから」である。都内にも数店舗を展開している『からやま』だが、都心となると「新橋店」くらいしか思い浮かばない。

しかもその状況が数年続いていることから、私は「まあそんなもんなんだろうな」とタカをくくっていた。もっと言えば、一時期の “から揚げブーム” に便乗したお店なのではないかと。

気が付けば新店舗がオープンしている「かつや」に対し、都心部ではほとんど見かけない からやま。……が、先日たまたま新橋で仕事を終えたため、物は試しの精神で人生初の『からやま』を体験してきた次第だ。

・主役はもちろんから揚げ

さて、からやまの看板メニューはもちろんから揚げで、公式サイトには大胆にも「伝説のからあげ」と記載されている。何がどう伝説なのかサッパリわからないが、から揚げには相当な自信があるのだろう。

また、から揚げを派生させた「チキン南蛮」や「油淋鶏」などはあるものの、ざっとメニューを見る限りすべての商品がから揚げ関連であった。やはりここでもから揚げへの自信が伺える。

そうか。ならばストレートに「から揚げ」そのものを食べてみようではないか。というわけで、注文したのは「からやま定食(4個)」で価格は730円。また看板メニューの1つと思(おぼ)しき「極ダレ」も60円で追加注文した。

・ウソ?

で、まずビックリしたのは提供されるスピードの早さ。注文から1~2分後には目の前に料理が運ばれていた。この日はランチタイムだったため、すでに揚げてあったのだろう。いずれにせよマッハの勢いで料理が出てきた。

ところがどっこい、から揚げが熱々の激アツで2度目のビックリ! これは外食で食べるから揚げの中で「最高ランクの熱々」と申し上げていいハズ。それほど出来立て感はエゲツない。

んで、肝心のお味はと言うと……「かなり美味しいから揚げ」と言っていいのではないだろうか? 人生最高レベルとは言わないが、平均点を軽く超えてくる上質なから揚げである。

・言うのは簡単だが

特徴は2つ。1つは “絶対的なカリカリ感” で、どれを食べてもパリッとザクッとクリスピーな食感が楽しめた。私が食べた4つのから揚げのうち、1つとして「歯応え不足」のものは無かった。

2つ目は「鶏肉のジューシーさ」で、パサつきは皆無。つまり多くの人が理想とするであろう「外はカリカリ、中はジューシー」を実現しているから揚げなのである。ムムム、これはちょっとすごいかも。

下味もそれなりについており、そのまま食べても特に物足りなさは感じない。ただ「マヨネーズをかけたらウマいだろうな~」とも感じたので、そこまで主張が強くならないようには計算されているのだろう。

また「極ダレ」は、にんにく・生姜・ゴマなどが効いており、こちらも文句なしにウマかった。から揚げはどこで食べてもそれなりに美味しいため、正直そこまで期待していなかったが『からやま』の第一印象はかなり良い。

・熱望

こうなってくると「近所に欲しいな」と思うのは当然であり、しかも店舗によっては塩辛も食べ放題なんだとか。おいおい、マジかよ。かつやばっかりオープンしてる場合じゃねえ! もっと『からやま』を増やさんかい!!

……と、やや熱くなってしまうほど人生初の『からやま』はとても良かった。つたない表現で申し訳ないが「外はカリカリ、中はジューシー」──。からやまはそんな理想的なから揚げが食べられるお店だ。

参考リンク:からやま
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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