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【実録】40代にして「人生は体力だ」と気づいた運動嫌いが1ヶ月毎日「カーブス」に通った結果…目に見えて変化があった

2024年10月17日

心は小学5年生、体は中年……。逆コナン状態になってしまってから久しい。やりたいことは沢山あるのに、心の年齢の若さに、確実に体力がついていっていない……。

最近は土日のうちどちらか丸1日寝ていないと体力が戻らなくなってしまった。さらに、めっちゃ太りやすく痩せにくくなった。40過ぎたら体力がガタっと落ちるとは聞いていたがここまでとは。

で、編集長のGO羽鳥やポールダンスをやっている佐藤パイセンなど社内のエネルギッシュな人たちを見ていて思ったのだ、人生を生き抜くうえで重要なのは「体力」じゃないかと。体力とか健康は人生の土台。ここが損なわれていると、いくら金があっても楽しくはないのだ。

ひょろひょろだった長渕剛とか、松本人志がいきなりマッチョ化したのも、忙しい日々を送る中で体力の大事さを痛感したからでは……? そんなこんなで運動嫌いだけど体力が欲しい、できれば痩せたい……ってことで、1ヶ月間、毎日カーブスに通ってみることにした。

・30分の健康体操 カーブス

以前、記事にも書いたのだが、かんたんにカーブスのシステムを紹介する。

カーブスは女性専用の30分間の体操教室で、マダム世代が主な客層になっている。

12種類の筋トレマシンとステップボードを30秒ずつ交互に繰り返して、2周したら終わり……というサーキット型のトレーニング。

「え、たったの30秒ずつ?」って感じなのだが、独自のプログラムによって、体力がなくても効率的に筋力がつくようになっているらしい。

運動音痴でもできるくらい、ひとつひとつのマシンはかんたんなのだが、2周やり終わった頃にはけっこう汗をかいている。運動習慣がない私にとってはちょうどいい。


・1週目

カーブスの営業時間は朝10時から19時まで。うち、13時〜15時までは休憩時間になっている。勤め人には若干厳しい営業時間である。

ちなみにサーキット型トレーニングのシステム上1周目に入れないと、待ち時間が発生してしまう。そのため朝10時の開店時間から行くようにしたのだが、カーブスのマダムたちは早起きなので9時45分くらいには行列ができている。

ちなみに、月初には「計測」があって、体重、体脂肪率、筋肉量、ウエストと腹部を測定する。

朝から30分運動、朝に弱い私にとってはしんどいかなあと思ったのだが、運動したあとは体が軽い。錆びて放置していた自転車に油をさしたら、スムーズに動くようになった感じというか。

ただ、久しぶりの運動なので体力が落ちているのを実感。3日目の朝から筋肉痛に苦しんでしまった……。ちなみに、日曜はカーブスが店休日なので、運動もお休み。1週間毎日通ったせいか、日曜は爆睡。だけど夕方からは動くことができたぞ。


・2週目

いよいよ2週目スタート。食生活にも気を使って、サラダとかを食べるようになった。そろそろ運動に慣れてきたか……と思いきや、普通にマシンを動かしてる最中に息が切れる。

火曜・水曜は朝のトレーニングに間に合わず、夕方からの参加になってしまった……! 基本はマシンを2周だけど1周だけの参加でもいいらしい。休むよりはいいよね!

このあたりで、停滞していた体重がいきなり500gくらい減った! あと、前はちょっと何かやっただけでグッタリしていたのに、体を動かしているせいか家事や仕事などのタスクが毎日すっきりと完了できるようになってきた。体力がついてきたのかもしれない。



・3週目

生理が来たのと季節の変わり目もあって、この週は体調が悪く1日おき、計2回しかカーブスに行けなかった。すでに毎日行くという目標を達成できなくなったが、それでも続けるぞ。

カーブスに行ったり行かなかったりして気づいたのだが、具合悪くて寝て過ごした日より、朝からちょっと調子悪いなあと思ってもカーブスに行って動いた日のほうが元気を取り戻して過ごせる。

「疲れてるときほど運動を」と言うけど、あれは本当なんだな。ちなみに、生理中だったので体重はなかなか落ちず……。

週末は3連休だったが、3日とも外出できた! だいたい1日は完全に寝るだけの日がないと無理だったのに……。

週末に目的地まで1時間ほど歩いたのだが、いつもなら足が疲れて途中でカフェで休憩したくなるのに、歩き続けても平気だった。嫌でたまらなかった駅の階段も前ほどは苦じゃない。


・4週目

気を取り直して週の始まりからカーブスへ。最初は苦手だったスクワットのマシンと、二の腕を鍛えるマシンが前より早く動かせるようになってきた。

ただ、まったく運動してなかった人間が急にたった30分とはいえ、毎日運動し始めたせいか、疲れが溜まってしまった気がする。。

ふと見ると、キビキビ動いてる人もいれば、足腰の弱いおばあさんなども自分のペースでゆっくりやっている。

カーブスのマシンは、早く大きく動かすと負荷がかかり、ゆっくり動かすと負荷がそこまでかからないので、元気な日は早く、調子がいまいちの日はゆっくり動かす……と緩急つけてやるようにした。

「ガチ」でハードに運動している人がそこまでいなくてマイペースにやれる……というのは自分のような運動神経が最悪の人間には向いてる気がする。

1ヶ月近く経って気づいたのが、歩くときに地面を蹴る強さが強くなった……ということ、競馬で言えばトモの踏み込みが強くなったという感じだろうか。しっかり歩けている感じがする。



・軽い運動、運動嫌いにちょうどええ

というわけで1ヶ月、毎日カーブスに通った結果……


体重は約2キロ減、筋肉量は0.5%増加していた!


ダイエットとしてこの結果を考えると「ゆるい」と思うが、40近くになってから急激に体重が落ちづらくなっていた自分にとっては大きな数字である。

個人的に一番実感があったのは体力がついて疲れにくくなってきたことであった。休日にどこかに出かけられる喜びよ。

普通のジムみたいにハードに体を鍛える必要はないけど、上半身と下半身のマシン、そして合間にジョギングやウォーキングをする……というのが運動苦手な自分には合っていた。

鍛える……というよりかは、錆びついて動かない体を、運動することでスイッチを入れて、動きやすくするっていうのに近い。

逆にボディメイクで考えると、短期間で急激な変化はしづらいのかなあと思う。無理なくマイペースに続けることでちょっとずつ体重が減っていくのに期待である。

あとは朝からカーブス行って運動したあとは、活動量が増える感じがするので、結果的に消費カロリーが上がる。



・カーブスマダムよ永遠に…

あと、自分の母親世代くらいの方が元気に通っているのを見るのも好きである。5月に母が亡くなったので、ここに通ってきているマダムたちがずっと元気でいられますように……と心の中で祈っている。

この前、研修中のコーチがカーブスの会員にアンケートを取っていたのだが、隣で話していたマダムは通い続けて17年だと言っててビックリした。「カーブスに通って変わったことはありますか」と聞かれて超正直に「うーん、現状維持!」と答えていたのが印象的であった。いや、大事よね現状維持……。

まあ、痩せてプロポーションを良くするなら、ホットヨガとかボディメイク系のジムの方が適してるかもしれないけど、運動苦手な人間が運動習慣をつけるにはカーブスはちょうどよかった! というわけで地道に続けていきたい。

「運動は嫌いだけど体を動かしたい」、「疲れやすいから体力つけたい」って需要はあると思うので、会社行く前とか会社帰りに通える若年層向けのカーブスがあるといいのにな〜。


参考リンク:カーブス
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.

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