最後に幸楽苑に行ったのは、「餃子100日生活」をしていた2019年。


文字通り100日間連続で餃子を食べ続けるという狂った生活を送っていたのだが、その中に幸楽苑の餃子も入っていたのだ。それっきりだ。


5年ぶりとなる幸楽苑。でも今回の目的は餃子ではなくチャーハンである。


通されたのはカウンターで、冊子的なメニューは無く、


タッチパネルに集約されていた。


さ、370円……!?


安すぎる……と、その時!


私の目は厨房に釘付けになっていた。


視線の先には……


30度くらいの傾斜が付いた、ドラム式洗濯機のようなマシンがある。中はグルグルと回転しており、乾燥機の中の衣類のごとく、ゆっくりと米が舞っていた。


空洞の中に、白米や具や調味料をガンガン入れていく店員さん。シャモジのようなものを突っ込み、片寄らないように見張っている。


まさか、あれ、チャーハンなのでは……。あれ、ドラム式のチャーハンマシンなのでは……? いや、そんなわけないよな。


そんなわけ……って、ドラム式の中からシャモジでご飯を取り出し、お皿に盛っている。そしてそれを店員さんが手にして……


オレのところに持ってきた〜〜〜!



汁は無い。


小さい。これが370円チャーハン……。


具は、卵、ネギ。チャーシュー。


食べてみると……


味は濃い。なんというか、「ペッパーランチ」のペッパーライスくらい濃い。そしてオイリー。


もしかしてこのチャーハンは、価格的にも量的にも、そして味的にも、「お酒のつまみ」なのかもしれない。



飲兵衛でもない私が、チャーハン目当てで私がこの店に来ることは、たぶんもう無いだろう。


実のところ、餃子の時も同じことを思っていた。


参考リンク:幸楽苑
執筆:チャーハン研究家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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