ラーメン屋のみならずトッピングできる飲食店が増えた今日この頃。実は、回転寿司屋「くら寿司」のタッチパネルでも、卓上のものと種類の違うガリとかマヨネーズとかが注文できることをご存知だろうか。
知ってる人は知ってるくら寿司のトッピング。ツナサラダやねぎをモリモリにするのが最もシンプルな使い方だと思うのだが、1つだけ使い道の曖昧なちょい足しメニュー(?)がある。
・こだわりの圧
それはサイドメニューの「茶碗蒸し 汁もの」のページに載っているあるメニュー。茶碗蒸しや味噌汁のどさくさに紛れてページの1番下にひっそりいるのが……
くら出汁。
そう、出汁だけが売られているのだ。確かに、くら寿司のうどんのつゆはウマイ。回転寿司屋じゃなくてうどん屋なんじゃないかと思うほどウマイ。多分、四大回転寿司で一番ウマイ。その出汁は四大添加物無添加で毎日お店で作られていることが公式サイトの「くら寿司のこだわり」にも記載されているほどだ。
だが、単品で売るほどだったとは。こだわりの圧が強い。そして何より、こう思う人もいるだろう。「これどうやって使うのが正解なのよ」と。
・裏メニュー
うどんは元からつゆが入っているからつゆを足す必要がない。そのままお吸い物として飲むのも良いけど、もう少し有効活用する方法はないだろうか。そんな人に以下の裏メニューをオススメしたい。その名も「鯛茶漬け」である。
【注文するメニュー】
・くら出汁
・熟成ゆず漬け真鯛
1. くら出汁に熟成ゆず漬け真鯛をシャリごと入れる
2. 完成
──くら出汁はほかほかで出てくるので、シャリを崩している間に鯛がしゃぶしゃぶ状態になり、くら寿司の出汁と合わせて一品のメニューとしての一体感が出る。出汁を堪能できる合わせ技一本の裏メニューと言えるだろう。
・熟成ゆず漬け真鯛がベストな理由
ちなみに、海鮮系の出汁茶漬けと考えると、入れる寿司ははまちやいわしのにぎり系から、旨だれまぐろみたいな軍艦まで割となんでもいける。そのため、具はお好みで変えたら良いと思うのだが、個人的には熟成ゆず漬け真鯛がベストだと思う。
鯛だけでなく、ゆずの香りがちょっと良いお茶漬けオーラを出すのだ。なお、くら寿司のメニューでゆずがGETできる全店舗展開のメニューは、「熟成ゆず漬け真鯛」と「赤えびゆず塩」があるが、赤えびゆず塩は一貫皿で165円。二貫で230円の熟成ゆず漬け真鯛の方がコスパは良い。(※店舗によって価格が違うため、公式サイトでメニューを見た時に最初に表示される一皿115円~の店の価格にしてます)
温かいメニューが少ないくら寿司。そのお腹への優しさは、くら寿司の中では最強クラスの一品と言って差し支えない。締めや飲み過ぎた日の翌日などにどうぞ。
執筆:回転寿司マニア・中澤星児
Photo:Rocketnews24.