『トライアル』は西日本を中心に全国展開する九州発のディスカウント系スーパー。トライアルについてネットで検索すると「タマゴサンドが名物である」との情報がいくつもヒットする。

それはぜひともトライしたい(トライアルだけに)……ってことで昨年夏、実家(鳥取)へ帰省した私はトライアルへ向かったのだが、何度行ってもタマゴサンドが無かった。当時は全国的に卵不足が深刻化しており、少なからず影響を受けていることが予想された。

そして1年後の今夏……私はついにタマゴサンドリベンジに成功。果たして1年も待ちわびるほどのモンだったのでしょうか!?

・破格の199円

トライアルは西は鹿児島、東は北海道まで進出しているが、東京には店舗がない。トライアルはとても楽しいので、ぜひ東京にもできてほしいと思う。

トライアルの何が楽しいかというと、九州の面影が色濃く出ているところ。特にラーメンや調味料売り場にクセが出ているので、立ち寄った際は観察してほしい。


さて、1年ぶりにサンドイッチコーナーをのぞいてみると……


あっぶね!! 1個だけ残ってた!!!!


トライアル名物・正式名称『たっぷり玉子サンド』は税込199円。姉妹商品らしい『国産チキンカツサンド』(税込249円)もついでに購入してみた。


・個人的には……

画像では伝わりにくいかもしれないのだが、このトライアルのサンドイッチ、ボリュームがエグい。

たっぷり玉子サンドの厚さは約3センチ。1パック約300グラムもある。一般的なサンドイッチの2倍はあろうかという厚切り食パンはガッツリ耳つき。ボリュームだけなら199円は破格だと思う。

フワフワの食パン。ちなみにサンドイッチとの関連は不明だが、トライアルでは一斤99円の『トライアルブレッド』が人気だ。それじゃ念願のたっぷり玉子サンド、いただきま〜す!

黄身ゴロゴロ、白身もゴロゴロ。トライアルのたっぷり玉子サンドは、もはや調味料が入っているのかどうかもよく分からないほど “タマゴそのもの” であった。市販のタマゴサンドの具はペースト状に近い場合が多いが、これはポテトサラダくらいの硬さがある。

実は私、マヨネーズがそれほど好きでない。そのためタマゴサンドをチョイスすることは滅多にないのだが、これは非常にシンプルな “タマゴとパン” であり、少なくとも私はかなり好みだった。普段タマゴサンドを食べない人にとって、タマゴサンド観が変わる一品かもしれない?


・求ム、トライアル

『国産チキンカツサンド』はコールスロー風キャベツの千切りにチキンカツを挟んだもの。

これまた個人的な感想で申し訳ないのだが、カツの衣が薄い点が非常に私好みであった。チキンがしっかり主役として存在している。カツにキャベツにとんかつソース、うまくないワケがない。

わざわざ電車を乗り継いで行くほどではないかもしれないが、「近くを通りかかったら確実にゲットしたい」と感じさせるトライアルのサンドイッチ。何度も言うけど東京進出が望まれるばかりである。近くにトライアルがある人……うらやましい!

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.