うぉぉおおおおおお!! 久しぶりにガチなコーラサワーが出てきたぞ! 2024年8月27日から関東のローソン・ナチュラルローソンで販売が開始された「イヨシコーラサワー」だ!!
そう、あのクラフトコーラの先駆け的存在「伊良コーラ」による、初の缶チューハイだ。近所のローソンでゲットして飲んでみたが、これは界隈のパワーバランスを崩壊させるかもしれない最強の刺客……!
・298円
扱いは関東のローソンとナチュラルローソン。プレスリリースによると、具体的には東京・埼玉・神奈川・千葉・栃木・群馬・茨城の、一部を除くローソンとナチュラルローソンで扱われているもよう。
350ml入りで、価格は298円だ。往々にしてこの手の新商品の扱い度がいまいちな、埼玉の場末のローソンでも発見できた。
対象エリア内であればそんなに入手難易度は高くないのではなかろうか。カラフルな缶が並びがちなコンビニのチューハイコーナーでも鮮やかなブルーが目を引く。
・3.5%
ということで、朝から最速でゲットしてきたのがトップの写真だ。まずは外観から得られる情報を見ていこう。気になるアルコール度数は、3.5%。
おや? 珍しい度数だが、ちょっと弱い気がするぞ? 他社のコーラサワーを見ると、9%くらいは普通にある。レモンサワーやその他のフレーバーのサワーにしても、4%とか5%はあるものだ。
まあしかし、度数は高ければいいというものでもない。この3.5%がどう影響するのかも注目しながら飲んでみよう。
その他の成分は……何だかすさまじいぞ。
シナモン、クローブ、カルダモン、コラの実、ナツメグ、コリアンダー、高麗人参に霊芝……と、スパイスの博覧会みたいな状態だ。
これはベースになっている「伊良コーラ」がそういうものだからだろう。チューハイになってもその特性は失われていない。つまり、この商品をガチに仕上げてきたということだ。
・コーラが生きてる
それでは飲んでいこう。おっと、缶を開けるのはまだだ! 飲む前に逆さまにして10秒待つよう缶に書かれている。これは重要な工程だ。
こうして10秒待ち……
オープン! あ~~~~、スパイスの複雑ないい匂いがする……! てかチューハイにありがちな、棘のあるアルコール臭さがマジで皆無だな。
色はこんな感じ。他社のコーラサワーと比べると色素薄めに感じるかもしれないが、「伊良コーラ」はオリジナルがこういう色だ。
炭酸は強すぎず弱すぎず、ほど良い感じ。そして目に見えて浮遊しているスパイスだか生薬だかの粒子。
飲んでみると……な、何だこのコーラの持つ生命感は……!? 普通コーラハイになると、強調される甘さとアルコールの刺激でコーラ特有の味わいというのは薄まるものだ。
モノによっては、べったりした甘ったるくチープ感ただよう微妙な味になったりもする。しかしコイツはヤバい……!
コーラが、マジで「生きてる」。Aliveってて何か生命力を感じる。
実は私は「伊良コーラ」をそこそこ飲む。誇張も宣伝も無くプライベートで1番推している飲み物の1つで、炭酸ならルートビアかドクペか伊良コーラかというレベルで飲んでいるのだが……もしかしたら「イヨシコーラサワー」はオリジナルなノンアルの「伊良コーラ」よりも、1つの “コーラ味” としての融合度が高いのではないか……?
どう言えばうまく伝わるだろう。オリジナルのコーラの方は、数多のスパイスと生薬が複雑に混ざり合い、傾向はコーラではあるが、唯一無二すぎて如何なるコーラとも異なる具体的に何とは名状し難い美味い味となっている。
対するこちらのコーラサワーは、コーラとしてのまとまりが強くなっており、コーラ感が増しているように思うのだ。3.5%というアルコール度数も、恐らくこのバランスのためには重要なのだろう。
そのコーラ味も実にフレッシュで、まるでコーラ味の実の果物を、木からもいですぐに絞ったかのような鮮度を感じさせる。
度数的には間違いなく弱いのでノンアルのように飲むことができ、味でも匂いでもアルコールの存在はだいぶ影を潜めている。ベロベロに酔いつぶれたい人にとっては物足りないかもしれないが、より広くの人がコーラサワーを味わえる度数であることもまた確か。
そして調子に乗って飲みまくっていると、あっという間に酔いが回ってくる程度にはパワーを持っている。この3.5%は巧みさと、そして強いこだわりを感じさせる選択だと思う。
コーラサワーとしては革命的だし、個人的にはチューハイ全般で見ても現状のパワーバランスを崩壊させるクオリティだと感じている。凄まじいのが出てきたぞ……!!
なお、数量は限定とのこと。興味のある人は近所のローソンで探してみてくれ。
参考リンク:伊良コーラ、PR TIMES
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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